老後のひとり暮らし、悪くないかも?読書『在宅ひとり死のススメ』
上野千鶴子さんの『在宅ひとり死のススメ』を読んだんですけど、これをきっかけに「老後のひとり暮らしって、もしかして悪くないんじゃない?」って思うようになりました。
私はこれまで「独居老人」とか「老人の孤独死」とか、ちょっと寂しいイメージが強かったんですけど、この本を読んでみて「いや、ひとりもいいかも?」って気持ちが変わったんです。
特に心に残ったのは、この言葉。
意外に思うかもしれませんが、実は、ひとり暮らしの高齢者よりも、家族と同居している高齢者の方が自殺率が高いっていうデータもあるそうなんです。家族と一緒にいると、どうしても自分を抑えて家族優先にしなきゃならないことが多くて、生活の満足度が下がっちゃうことがあるっていう話も紹介されていて、なんとなく「それ、わかるなぁ」って感じました。
よく「ひとりにするのはかわいそうだから」って理由で同居を提案したり、施設に入れたりすることがあるけど、それって本当にその人のためなのか?ってちょっと考えさせられました。誰かと一緒に暮らすことが必ずしも幸せとは限らないんじゃないかなぁって。
私はある程度お金を貯めて、最終的にはそこそこ良い高齢者施設で暮らすつもりだったのですが、その気持ちにもぐらつきがでてきました。
高齢者施設で入居者の足の爪を切る活動をしている人は「施設って、自分の好きなときに外出もできないし、まるで刑務所みたいで絶対イヤだ」って言ってたんです。
さらに別の人の話では、立派なクリスマスツリーが飾られていた高級高齢者施設では、入居者の誰もそれを眺めることなく、皆スルーして自室へ戻っていくっていうのを聞いて「あぁ、やっぱり知らない人たちと一緒に暮らすってどうなんだろう?」って考えてしまいました。
もちろん、老後のひとり暮らしにはリスクもあるし、危険なこともあるってわかってはいるんです。でも、集団生活のストレスや、好きなときに好きなことができない窮屈さを考えると、ひとりの方がむしろ幸せかもって思うようになりました。
普段はひとりきままに、週に数日ケアサポートに来ていただく。
そんな距離感が私にはちょうどいいんじゃないかな。
ただ、完全に認知症で寝たきり状態になった場合、そうも言っていられないでしょうが。
最後はどうしても誰かに迷惑をかけてしまったり、お世話になることがあるでしょう。そういったことも「ったく、しおちゃんってば、しょーがないなー」と笑ってサポートしてくれる人間関係を築けるよう、常に謙虚と感謝を忘れないようにしたい。
今回の記事には、私の ”きれいごと” も含まれていたと思いますが、
今日も読んでくれて
ありがとうございました!!
実は私、電子書籍2冊出しているんですよ。
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