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「月島物語」(四方田犬彦著)を読んでから月島散歩すると楽しい。读完《月岛物语》(四方田犬彦)后,在月岛散步很有趣。

学生時代、映画「薔薇の名前」を見て、感動のあまり原作に手を出し(そん時は読み通せなかったん^^;むずくてテヘペロ)、なんか他にも面白い海外文学ないかなーって本屋さんうろついてたら、豊穣な翻訳文学の世界に行き当たった。

沼野充義、今福龍太、四方田犬彦、越川芳明、これらの方々の先導によって俺氏のガイブン渉猟が始まった。

特に、映画「シェルタリング・スカイ」の原作者、ポール・ボウルズに当時嵌った。
ちょうど全集や、評論とかたくさん出版されてて、そのモロッコの砂漠みたいに渇いてる文体や、中二心をくすぐる題名(例:「孤独の洗礼・無の近傍」かっけ~^^)に痺れてた。

そして、ボウルズの解説といえば、四方田犬彦である。
この「モロッコ流謫」、読後の感動を文章するには己の表現力が未熟だし、内容かいつまんで説明するには夕ご飯の準備があるので、マジでヤバイ とだけ記しておく。
ほんまに何回読んでも面白いんよ〜☆

そしてそんなエッセイの名手、四方田先生が月島に居住していた際にものした著作が、「月島物語」である。

感想は、この以下の2つのリンク先を読めば、絶対に読みたくなること請け合い。
もんじゃ食べに行く前に読むヨロシ。

今日は天気が良く、暖かかったので、月島物語の世界を反芻しながら
ふらふらフラヌールしてきた。

家からこの辺を運河沿いに散歩するとだいたい一万歩ちょいの距離なので、ウォーキングに最適なコースなのである。

豊洲から月島に向かうときに必ず渡る春海橋からの豊洲市場方向への眺め。今は低層の建物あたりも近く開発されて、タワマンがまた建つらしい。
ドバト越しに勝鬨橋を望む
佃島にはまだ昔の町並みと暮らしが残っている。奥のタワマン群とのコントラストが面白い。
我々湾岸住民は、都心へ出るのにいくつもの橋をわたるのである。それがまた楽しい。
運河とか、橋って、なんかワクワクしない?なんでだろう。
越中島とか門仲方面に向かうにはこの相生橋わたらないといけない。
昔はこの橋がなくて、船で渡っていたそう。
そんな陸の孤島だった頃にあった旅館の跡地に残る石碑。このあたりのエピソードも月島物語に詳述されてて読ませる。
堤防は、近隣住民の人たちの坪庭になってる。おもいおもいの植栽を鑑賞できる。草茫々の区画もあるけど。

あしたから寒くなるみたいなので、今日存分に秋の空気を全身で感じることができてヨカッタ。

おしまい。

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