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すこーしずつ すこーしずつなのかもしれない 砂時計よりおそく 瞬きより小さく すこーしずつ …
ちぎって ばら撒かれた紙吹雪 床を埋めつくす狂った重低音 私がいたはずの部分だけが さみしく…
水の世界から 私は空中ブランコアクロバット中です ついつい手を滑らせて ブランコから落ちて…
ぽつん…と道端で咲いていた 小さな花へと逃げたくて 心の中にて手紙を書きました ❁わたしは…
花が歌うと空は眠る そして静かに静かに白い雲が流れてゆく 雲達の辿り着く場所はなく 穏やかに過ぎてゆくだけ 花が歌うと空は泣く せつなくて さみしくて しとしと…と涙をこぼす それからこぼれた涙は地上へと染み渡り 明日になったら また花が咲く
遠い国の見知らぬ誰かのお母さんへと 私はきれいなお水を送ってあげました お母さんは きれい…
❁* 今でもね顔を寄せては探してる 青露草の青は何色 *✴ 青青青 青露草よ 果てのない海より…
恋人が旅人ならば ともにゆく 月になろうか見守っていてよ 眠る頃 君を慕いて月になる おと…
秋風よ涼しくなあれ虫音色 月の上ではススキが揺れて ❅夕暮時、ひとり薄暗い部屋にて、 秋風…
食わずには生きてゆけない。 メシを 野菜を 肉を 空気を 光を 水を 親を きょうだいを 師を 金…
一面に魂の群れ光る闇 生まれ変われるのなら彼岸花 血のように生きて燃えるる彼岸花 熟れた心の蔵にて彼岸花 わたしをね花にたとえてと聞いてみた かすみ草ではなくて彼岸花 彼の世から此の世の果てへ彼岸花 会えぬ人達への橋つなぐ