生きる意味なんて分からなくても、何となく、生きてみることにした
今日もまた、日が昇ってきてしまった。
ベッドのわきに置いてあるスマホをとって、時刻を確認する。2019年の3月22日5時15分を表示している、今日もまた眠れなかった。
ため息をついて、ベッドに寝転がり、天井を見上げる。目をつむってみても一向に眠気はやってこない。体は硬直し、心臓の鼓動は速く脈を打ち、浅い呼吸をする。
「はぁーーー」と美波はため息をつき、机を見つめる。カーテンの隙間から指す朝日に照らされる机の上に乱雑におかれている睡眠薬を眺める。今日も飲んだけれど、全く寝られな