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オタクが行く!徳川美術館 国宝『源氏物語絵巻』編

本日もお疲れ様です。緋星です。

さて、現在開催されています秋季特別展『みやびの世界 魅惑の源氏物語』はご覧になられましたでしょうか。

本展示の目玉は何と言っても国宝『源氏物語絵巻』。
今年は大河ドラマ『光る君へ』の影響で、各地で紫式部そして源氏物語関連の展示が行われています。その波がとうとう徳川美術館にもやって来ております。
いややると思っていたよ、むしろやらないでどうするんだよ。

そんな国宝『源氏物語絵巻』。徳川美術館は「蓬生」「関屋」「絵合」「柏木」「横笛」「竹河」「橋姫」「早蕨」「宿木」「東屋」の場面を所蔵しています。ざっと三巻分らしいです。
1932(昭和7)年に額面装がくめんそうといって巻物から言葉や絵を切り取り額に入れて保存されたのですが、2016(平成28)年~2020(令和2)年に修理・修繕され、十五巻の巻子装かんすそうに改装されました。巻物に戻ったよ!

ちなみに、わりと有名な「光源氏が生まれたばかりの薫を抱き上げる」シーンは「柏木(三)」に該当します。これ、徳川美術館が持っています。

普段は複製品を見ることができますが、毎年1週間程度だけ本物が展示されます。全部ではないので要注意。
ですが、今年は例年よりも観覧機会が多くなっております。大河効果はすごい。

この記事を書いている時点から見られるのは「東屋(一)」(~11/4)と「関屋・絵合」「竹河(二)」(11/16〜11/24)ですね。

個人的なおすすめポイントとしまして、各巻の軸部分ですね。ここが巻ごとに模様が違うんですよ。「どうしてこの模様になった?」と考えるのも面白いかと思います。

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