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「保育の質」を高めるヒントに・・・

2025年になりました。

2024年の年末に放映していたテレビを
TVerとNHKプラスでじっくり観ました。

1つ目は、「情熱大陸」のイチロー選手。
2つ目は、「NHKスペシャル」の大谷翔平選手。

この二人の言葉を聴きながら、
「これこそ、質の向上でしょう!!」と納得。
保育にも当てはまる話だと思いながら聴いていました。

野球は「打ち、投げ、走る」ということを
頭をフル回転させながら行っていることを改めて知る。
ただ力強く打てばいいのでは決してなく、
ただ遠くに投げればいいのでも決してなく、
ただ速く走ればいいのでも決してない。

そう、それは保育にも共通していること。
ただ子どもたちと遊んでいるのでは決してなく、
ただ子どもたちに話し掛けているのでも決してなく、
ただ子どもたちのことを記録しているのでも決してなく、
ただ子どもたちと日々何となく過ごしているのではない。

そしてこの二人の選手は基本を重視し、
それを黙々継続している。

これは保育も同じだと考えている。
基本は、子どもをよく観る、子どもの声をよく聴く。
そしてそれを日々丁寧に続ける。

その続けてきた個人の積み重ねを、
他の保育者と話し合い、視野を広げ、共有していく。

そして、MLBで優勝したドジャースのチームの考えに
大変感銘を受けた。
なるほどね、チームの全員の方向性が明確なのだと、
真摯に向き合っている。
手を抜かないで、できることを各自が行うのだと。

スター選手がいるから勝ったのではなく、
それを誰も実行したから勝ったのだろうと感じた。
そのモデルが、大谷翔平選手の常日頃の姿勢だったのだろう。
(それは、イチロー選手にも当てはまる姿勢)

奥深い番組だった。

データ野球に走るMLBに対してのフラストレーションを
松井秀喜選手と語っていたイチロー選手。
見えないものを重視する、
感性を大切にする話。
この部分、大賛成!!
(木村泰子先生の「見えない学力」に通ずるなぁ~)

タブレットを常に手にしながら研究し続ける大谷選手の姿、
僕的には、これが「データと感性の融合」だと思っている。
ただデータ通りではなく、データを活用しつつ、
データに振り回されない、芯(=感性)の強さのような感じを受けた。

二人は凄すぎるが、ヒントは間違いなくここにあると思う。
「それが難しいから・・・」という方がいるが、
と言って違う選択をするのではなく、
スモール版でも、そっちを選ぶことなのだと感じた。

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