やっぱりだるまちゃんは・・・
別冊太陽 日本のこころ-248(平凡社)
かこさとし~子どもと遊び、子どもに学ぶ~を読んでいます。
加古さんが、セツルメント(現在のボランティアに近いもの)の
子ども会に参加していた頃の話が多数紹介されています。
特に加賀乙彦さんの話は刺さります。
加賀さんが加古さんに、
「さっきは子どもたちに遊戯を教えていましたね。」と話すと、
加古さんは「いや、遊戯を習っていたのです」と答えます。
さらに早口に、
「鬼遊びの方法が日本の地域によって違うという僕の発見が
東北地方から引っ越してきた子のおかげで裏付けられた愉快な日だ」
と語ったそうです。
子どもに教わるというのを実践されていたのが、
この会話からも伝わってきます。
まだ、半分くらいしか読んでいませんが、
野村萬斎さんとの対談も載っています。
これがまた深いのです。
その中で、こちらがちゃんとしてないと、
(子どもは)フッといなくなっているし、
なんとかやっていれば見てくれる。
すごい判定力と言いますか、
感性だったですと述べています。
(子ども会で子どもと関わっていた際の話)
これは、「うんうん」
そうなんだよねー、子どもはこれが凄い!!
と僕も同感です。
おもしろくない遊びだと思うと、すぐにいなくなり、
おもしろい遊びには何も声を掛けなくても
人が寄ってくる。
これが、僕が遊びを続けるか、変えるかの基準でもありました。
この「別冊太陽」(平凡社)シリーズは
他にも、長新太さんのもあり、
もちろん購入しました。
今から楽しみです。
絵本作家の奥深さをさらに、さらに感じています。