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和漢朗詠集 春夜の38

春来遍是桃花水 不弁仙源何処尋
春来りては遍く是れ桃花の水なれば 仙源を弁へず何処にか尋ねむ

今、粘葉本和漢朗詠集を臨書していることもあり「これで創作することはできないかな…?」と言うことで漢文で書いてみようと考えてみたものの「???」となってしまったので書き下し文で創作をやってみました。
書き下し文で創作をやってみたのですが、やはりこれも漢字を使いすぎな感が否めない。
このまま創作するのであれば、仮名を多くしても良かったかも。
そして漢文でするならば草書を増やして捜索をやってみても面白いのかもなぁとひらめきました。いやできるのか???(辞書引き祭り開催)
この紙は寸松庵色紙を臨書していた時の清書用として、切った紙の残りを使っています、のでそんなには大きくない。
漢字で書くなら切った状態ではなく半紙サイズで書いても良いかもしれません。いやしかし書くとしたら懐素的になるのか????
まだまだ考えは続く…………

この紙自体は料紙でうっすらと浮かび上がる地模様が綺麗です。習字を一緒にやっている方のおすすめで大分前に買っていたもの
昔は絹地みたいにポコポコが気になっていたのですが(それで書くのをやめてしまった)、久々にこの紙で書いてみたらそこまで気になりませんでした。
墨つけすぎたのか少し掠りや細い線は出せていないのですが、綺麗な紙ですね😄

参考書籍

粘葉本和漢朗詠集を臨書し始めてマジで意味がわからなかったので購入。
これを開きながら臨書しているとなんとなく和漢朗詠集と言うものが分かってきたかもと言う印象
和漢朗詠集は調べて見た限り後は講談社学術文庫と角川ソフィア文庫ぐらいしか出てこなかった。
因みに新しいのはこちらの角川の方。
そして値段もお手軽だったので、こちらを購入しました。
もし余裕があったら講談社の方も見てみてかったけど、購入した時は時間がなく急ぎで買ったので講談社の方はどんな感じなのかわからないけど、こちらは古今和歌集とレイアウトは一緒で右ページに原文、書き下し文で左ページには現代語訳でわかりやすい。
後ろには和漢朗詠集とは、と解説もついててなお和漢朗詠集のことが分かります。
ここの解説に書いてあった墨流の和紙で和漢朗詠集が書かれていた話はとても興味深いので、その墨流しの紙で臨書してみたくもなりました。まずはあの紙が仮名でも書けるか書いてみないことには始まらないけれどね…

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