感じる数学2024 in 旭川を振り返って
大盛況のうちに「感じる数学2024 in 旭川」は会期を終えた。
7/31~8/4の間でおよそ800名近い方に来場して頂いたという。
今回、子どもたちに科学を身近に親しんでもらおうと日夜活動しているサイエンスボランティア旭川の皆様にご協力を頂きながら企画展を運営した。
旭川市科学館サイパルの一角を借りてボランティア解説員による展示品の説明を行った。ちなみにパネルの内容は大人向きなので子どもたちには分かりやすい表現で伝えることは中々難しかった。
企画展では展示以外にも3つのワークショップがあり、中でも「デザインと数学」では地元のデザイナーさんとコラボしてオリジナル缶バッチをデザイン・製作するということも行った。
企画展もワークショップも参加して下さった皆さんは本当に熱心に話を聞いて頂いたので、一人でも多くの人に数学の楽しさや素晴らしさを感じて頂ければ僕は俱知安から馳せ参じた甲斐があったなと思った。
勉強ができるとかできないとか、そんなことは大した問題ではない。
アートや音楽のように誰だって数理の美しさを体感できると僕は考えている。なぜなら自然界に存在するモノのカタチだってトポロジー最適化されたものが多いし歴史的建造物や彫刻も黄金比になっているからだ。
世の中にはまだまだ分からないことは沢山あって、でもその分からないことを考える型を身に着けるために学校で勉強するけれど学年が上がっていくにつれて問いの立て方やそれを解決するために学び方を自ら設定しないといけない。そんな時に今回の企画展が何らかのヒントになればいいと思った。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。
考えることも感じることも両方大切だ。
学校の勉強だけが数学じゃないということを体感して頂き、多くの子どもたちが目を輝かせていたのが印象的だった。
来場してくださった皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございます。