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いつかは、メリークリスマス(仮)
クリスマスが苦手だ。
恋人がいないから「いつかのメリークリスマス」みたいにカタルシスに浸っているわけじゃない。
特別な日ではなく普通の日だと思い、ここ数年はクリスマスらしい特別なことはせずに淡々と過ごしている。
昨日(2023/12/23)にKDDIと北海道大学共催の親子数学教室のボランティアとして参加した後、可愛らしいアルバイト店員がいる日本料理店で日本酒と柳川煮を食べ、子どもたちと遊ぶためにケーキを抱えて友人宅へ移動した。
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その後、再び夜の街へ繰り出しワインを飲み、ほろ酔い気分でホテルに戻って寝落ちした。
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そもそも、クリスマスにプレゼントをするのが当然という風潮はいかがなものか。
ひとり親家庭や経済的にプレゼントを購入することが難しい家庭がある中で、プレゼントがあるのは当たり前だと思うのは適切ではないかもしれない。
元々は無償の愛、施しの証だったのが、いつの間にか何らかの見返りを期待したギフトを贈る活動になってしまったのは、残念である。
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100歩譲ってクリスマスに大切な家族、恋人、友人へプレゼントするのは日頃の感謝の思いを伝えることに他ならないという主張に対して一言物申したい。
貴方の幸せをつくっているのは目の前のプレゼントを渡す相手ばかりではないと。
クリスマスケーキを作っているパティシエ、スペシャルディナーを作っている料理人、クリスマスにも夜間工事に従事する人などなど様々な裏方さんたちのおかげで快適なクリスマスを送ることができているということに少しで良いから思いを馳せてほしい。
差別や偏見なく他者を思いやる優しい社会になることをクリスマスに祈りたい。
最後に新渡戸稲造が毛筆で書いたリンカーンの言葉を載せよう。
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クラーク博士の「Boys be ambitious!」も素晴らしいが、こちらの「全ての人に慈愛を」はノブレス・オブリージュを体現した新渡戸稲造の人となりをよく表している。
なぜこんなこと 気づかないでいたの
探し続けた愛がここにあるの
木漏れ日がライスシャワーのように
手をつなぐ二人の上に降り注いでいる
あなたを信じてる 瞳を見上げてる
ひとり残されても あなたを思っている
松任谷由実
「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU」
今日も皆様にとって良い1日でありますように。
いつかは大好きな人とクリスマスを祝いたいな。
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