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部屋の鍵を開けると・・・

沖縄の名護市にあるホテルに泊まった。
そこは、こじんまりとした小さなホテルで、1960年代の日本に返還される前からある建物で、レトロな建物だった。築50年以上経っているそのホテルは、それなりに痛んでいた。
でも、部屋の中は清潔でトイレもお風呂もきれいだった。
水回りは、何回も修繕とかされているんだろうなと思った。

正面の建物は、ロビーとレストランになっていて、右手奥に宿泊棟がある。2階建ての建物だけど、2階に上がるのは階段しかない。それも外階段なので、雨の日はちょっと大変だろうな・・・と思った。

女性2人と思わず、夫婦での宿泊と思ったらしく、ダブルの部屋を用意されていたけど(そこは、1階の部屋だったので、移動はラクなのですが)
「タブルの部屋よりもツインの部屋のほうがいいよね」ってオーナーさんは、ツインの部屋にチェンジしてくれた。
2階なので、ちょっと重い荷物をよいしょと運び・・・
部屋を開けると、先客がいた。最初、ぬいぐるみのネコかと思った。
ネコは「ようこそ」と言うように、部屋の真ん中にいて、逃げもせず、ベッドの方へ行った。
ホテルの部屋に本物のネコがいるなんて想像できないから、一体何が起きてるか分からず、フリーズしてしまった。


ようこそ。

ネコ付きの部屋なのか???
部屋を開けるとネコがいるホテルなんてあるのか???と思っていたら、あったらしい。初体験だった。いやいや、よく考えるとおかしい・・・

これは、日常茶飯事ではなく、たまたま起こったことらしい。
普段は、こんなことは、ないらしい。
現にオーナーさんにこのことを告げると大慌てで「部屋、チェックしてもいいですか?」と言って部屋にいきましたから。

たぶん、ネコアレルギーのお客様だったら、部屋チェンジしてるだろうな・・・なんで思ってました。
でも、私たちは2人とも、このエピソードを楽しいよね・・・って思ってました。

1月の沖縄の気温は20度前後。日が落ちると15度くらいになる。本土なら3月下旬から4月上旬の過ごしやすい気候なんだけど、沖縄では、一番寒い季節になる。
だから、ネコちゃんたちも、家の中に入りたいんだろうな。 

ここのネコちゃんたちは、
2匹いて、とても人なつっこい。
可愛がっているとお腹に乗ってきたのだけど、気持ちがいいらしく降りてはくれなかった。

茶白がうちのネコと一緒なので、親近感を持ってしまう。

ネコを飼っている友人に今回のホテルでの出来事を話すと、そんなに愛想が良かったら、誘拐されるんじゃない?と言われたけど。
沖縄では、そんなことは、起きないんじゃないかな?

そんな余計なことを知ってか知らずか?
たぶん、今日もいろんな人に愛想を振りまいているんだろうな。


ここのホテルは、実は、朝食が美味しいとのことだった。 
友人が予約をしてくれていたので、全然ノーマークだった。
チェックインする時に友人に言われて、ホテルのサイトを見たら、朝食がすごく楽しみになった。
オーナーが腕によりをかけて作ってくれる美味しい食事。

サラダの上にはポーチドエッグ。パテも美味しかった。
ポタージュも優しいお味
クレープにオレンジを絞って食べると美味しい。

たぶん今後、経験しないであろう事を体験させてもらった。
今度、名護に来ることが合ったら、泊まりたいホテルになった。

ネコのお出迎えと美味しい朝食。








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