【脳画像】頭頂レベルの脳画像を徹底図解!
臨床場面において『脳画像の読影』は予後予測や残存された機能の把握、リハビリに活かすための治療展開などに用いることができ、リハビリをしていく中で非常に重要な要素となります。
脳画像をみる上で重要なのは、
・”どの”脳画像をみるのか(CTやMRIの種類)
・脳画像の”どこ”をみるのか(スライスレベル)
この2つがとても重要になってきます!
どの脳画像をみるかについてはこちら!
今回は脳画像のどこをみるのか?という部分での頭頂レベルのスライスの脳画像を詳しくまとめていきたいと思います。
頭頂レベルの脳画像を見る上でのコツ
頭頂レベルのスライスから脳機能部位を同定する際には2つの要素から読み解く必要があります。
その際に重要なのが、
・脳溝(脳の表面にあるしわ)
・脳回(『しわ』の隆起した部分で、1つないし複数の脳溝に囲まれる)
になります!
頭頂レベルにおいて探すべき脳溝は、
・中心溝
・中心前溝
・中心後溝
・帯状溝
・上前頭溝
・頭頂間溝
になります。
*それぞれの脳溝の見つけ方は、各ページに記載しています。
頭頂レベルのブロードマンエリア
以下は頭頂レベルにおける各部位のそれぞれの脳画像になります。
一次運動野(4野)
一次体性感覚野(3,1,2野)
運動前野・補足運動野(6野)
前頭眼野(8野)
前頭眼野の探し方はこちら
上頭頂小葉(5、7野)
下頭頂小葉
まとめ
頭頂レベルのスライスでみるべき要素はブロードマンエリアの機能を把握しながら、隣接するエリアの神経ネットワークなどを考慮する必要があります。
リハビリを進めていく上でも、どの程度皮質レベルが損傷を受けているかをみるために脳画像の読影は必ず必須の能力となります。
是非皆様の一助となれば幸いです!
当HP(リハアイデア)ではこのような脳機能における知識の配信を行っていますので、是非そちらもチェック宜しくお願いいたします!
HP:リハアイデア
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