ブルーピリオド祝映画化
ASDの積極奇異型の主人公の心象風景が詳細に描かれていて興味深く読んでいます。ASDの人は芸術家向きですがある日突然ひょんなことからそれに目覚め、東京芸大を目指して自己の才能を開花させていく様子も面白いです。友人の世田介と共に親の特性とは違っていてずれているのが分かります。親子でも違うんだ難しいなと感じます。積極奇異型はADHDのジャイアンと似ていて、それ故にADHDとは合わない孤立型の世田介からはかなり敬遠されますが、主人公の八虎は昔からのジャイアンの友人達とは馬が合います。でも同じASDの世田介も似た特性で気にかけているところが、よく描けているなと思います。これからさらに自己の特性に、芸術の本質に目覚めていくのかなと興味深いです。
自分で読んで想像するしかなかった登場人物の心象風景がどう映像化されるか楽しみです。良い意味で監督や脚本家等がどう解釈するか、俳優がどうえんじるかがとても興味があります。自分には見えなかったものが、感じれなかったものが、見え、感じられると嬉しいです。