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人は自分がされたように人にもする

#脳の特性は体験で決まる

日本公共広告機構のCMで、アフリカ生まれの少女が多くの援助に助けられて教師になり、今度は自分が教師として周りの貧しい子達を助けているシーンが流れます。

その後のナレーションで「救われた人は救う人になる」の言葉が流れます。その言葉は、とても心に響き、届き、残りました。

『人は自分がされたように人にもします。』
親から愛された人は、子どもを愛するし、周りの人から親切にされた人は、周りの人に親切です。いじめられた人は、人をいじめてしまいます。多くの虐待を受けた子どもが親となり再び子どもを虐待してしまい苦しみます。

昔、ある母親から「自分は子どもの頃、親から厳しくされたことはあるけど、優しくされたこと、愛されたことはないから、この子をどう愛していいかわからない。」と相談を受けたことがあります。

脳は体験によって育つので、体験した通りに実践します。愛されれば愛し、いじめられればいじめるというのは、脳の性、脳の特性であり、避けがたいことかもしれません。
しっかりと親から育てられた人は、子どもを育てることが出来ますが、そうでない人はどうしていいかわからないかもしれません。
いじめられた人、愛されなかった人の特性を変えるには、誰かが愛し、愛される体験をさせるしかありません。

ガザでのパレスチナとイスラエルの紛争を断ちきるのも用意ではありませんが、生き残った人を変えるには、数多くの誰かが愛するしかないのかもしれません。

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