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脳のコンディショニング 奥義No1 「バランス」

#バランスを保つ (中庸の大切さ)

脳に良いものでも過ぎることはマイナスに働きます。片寄らずにバランスを取ることが大切です。

・本能と理性のバランス
本能的な言動と理性的な言動のバランスが大切です。理性的な言動を多めにするのがいいです。

・興奮と覚醒(安静)のバランス
ドーパミン、ノルアドレナリンの2つの神経伝達物質とセロトニン、オキシトシンの2つの神経伝達物質のバランスが大切です。それは交感神経と副交感神経のバランス、活動と休息のバランスにも関わってきます。どこにでも興奮すること、させることが溢れ、手近にある社会ではこのバランスが最も難しいかもしれません。

・自意識と他者意識のバランス
普通に生活していれば、強い本能の影響で自意識が強くなります。如何に他者を意識する機会を作るか、他者を意識するチャンスを逃さないかがポイントです。大谷翔平選手のフォアザチームやごみ拾いはまさに他者意識のためのものです。

・学力と脳力(認知能力と非認知能力)のバランス
昔に比べると脳力の大切さを意識し、脳力開発に取り組む機会も増えましたが、未だに学力重視の風潮は強いです。非認知能力が高いほど幸せになれるのに、何故か学力重視の人は多いです。バランス良く子どもを育てることが国際社会で活躍するためにも必要です。
大谷翔平選手の他者意識の高さ、非認知能力の高さは素晴らしいです。大谷選手がみんなから愛される理由です。

・実体とバーチャルのバランス
実際に体験するのと擬似体験のバランスも大切です。実物に触れることが脳を活性化します。オンラインで出会うより、実際に対面する方が脳への刺激は豊かです。家の中に居るより外に出て自然に触れる方が脳を刺激します。

・インプットとアウトプットのバランス
現代の情報過多の社会では明らかにインプット過多なので、アウトプットを意識してより多く実行することが大切です。

・食事のバランス
好きなものを好きなだけ食べられる社会、嫌いなものを食べなくてすむ社会になったので、好き嫌いなくバランス良く食べるのは難しくなりました。ちょっとずつ色んなものを食べることが効率よくバランスを保ちます。

かつて儒教で中庸という言葉がありましたが、まさにバランスのことだと思っています。


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