針谷 遼|BRAIN代表

エビデンスに基づく東京都の自費訪問リハビリ ▶︎ https://brain-lab.net/ 脳卒中リハ専門のオンライン学習プログラム ▶︎ https://brain-lab.net/seminar-top/course-top/

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脳卒中リハビリでEBPは一般的になり得るか?

8月12日(木)から、脳卒中EBPプログラム2021年後期【第2期】の募集が始まりました。 第1期は4コースで開始しましたが、第2期は5コースへ増設しています。 【Evidence Based Practiceコース】 日本語論文や英語論文の探し方・読み方、ランダム化比較試験やシステマティックレビューの批判的吟味の仕方、リハビリテーションの論文を読む上で必要な統計学の知識、検査の指標(MCID、MDC、カットオフなど)を6ヶ月で体系的に学ぶ、療法士さん向けのオンラインの学

    • 被殻出血後のADL予後予測は可能か!?

      こんにちは。BRAINの針谷です。 先日、LINEオープンチャットにて『被殻出血後のADLの予後予測に関する論文はありますか』とご質問いただきました。 せっかくですので、noteでも論文を紹介します。 加えて、予後予測の研究に関する世界と日本の現状についても整理してお伝えします。 ちなみにLINEオープンチャットはこちら 脳卒中EBPプログラム第3期のご案内本題に入る前にお知らせをさせてください。 2022年3月1日より、脳卒中EBPプログラムのエントリー受付が開

      • 肩の亜脱臼に対するリハビリをやめるなら『発症から90日』が目安!

        こんにちは。 BRAINの針谷です。 脳卒中EBPプログラム【脳卒中リハビリテーションコース】にて『肩の亜脱臼に対する電気刺激や肩装具はいつ止めるのが良いか?』というご質問をいただきました。 色々と考えたのですが、結論として『発症から90日がひとつの目安』としました。 本記事は、肩の亜脱臼に対するリハビリの中止基準を発症から90日と考えた理由について説明します。 脳卒中EBPプログラム第3期のご案内本題に入る前にお知らせをさせてください。 2022年3月1日より、

        • EBPを学習するときに学ぶべき68項目

          こんにちは。 BRAINの針谷です。 今回は「EBPを学習するときに学ぶべき68項目」をテーマにお届けします。 近年、 “Evidence Based Practice(以下、EBP)” や “Evidence based Medicine” という言葉をよく聞かれるようになったのではないかと思います。 私は理学療法士なので理学療法の関連学会によく参加するのですが、ここ2年ほどは大きい学会では毎回と言っていいほど「エビデンス」「EBP」「EBPT」といった言葉を聞くよう

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          EBPは “代償動作” を獲得させるだけ?

          こんにちは。BRAINの針谷です。 Instagramでご質問をいただきました。 内容をざっくり言うと『EBPは代償動作の獲得を通して検査結果をよくしているのでは?』というもの。 (もっと丁寧な言い方でしたが…) これはEBPに対するよくある誤解なので、解説します。 EBPによって客観的な評価指標が改善する脳卒中患者さんへの上肢のリハでは、CI療法・課題指向型訓練・電気刺激・ミラーセラピーが有効なリハビリです。 これらのリハビリが何をもって有効とされているかというと

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          【評価】リハビリの効果をちゃんと測定できているか?

          こんにちは。 BRAINの針谷です。 昨日、『評価の基本!〜その検査・測定は〜大丈夫?〜』というテーマで勉強会を開催しました。 私たちが何気なく行っている評価ですが、そもそもそれが正しく評価できているのか?という疑問を投げかけてくれるような内容でした。 評価は患者さんの変化を捉えるもの私たちセラピストは評価を『患者さんの変化を捉えるもの』として使っています。 例えば、痙縮の評価であるModified Ashworth Scale(MAS)で3から2になったら改

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          信頼性・妥当性・反応性から考える “標準的な評価を使うべき” 理由

          こんにちは。 BRAINの針谷です。 LINEオープンチャットと脳卒中EBPプログラムの参加者の方から似たようなご質問をいただきました。 ざっくり言うと「世界的によく使われる評価を使った方がいいのですか」です。 回答としては「世界的によく使われる評価を使った方がいい」です。 個人的に理由は二つあると思っていて、一つは「介入による予後予測がやりやすくなるから」、もう一つは「評価の性能が高いことが多いから」です。 これまで前者の話をよくしてきたので、今回は後者の話をした

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          外来リハビリでEvidence Based Practiceは可能か?

          BRAINでは脳卒中EBPプログラムという、脳卒中リハビリにおけるEvidence Based Practice(以下、EBP)を学ぶための6ヶ月のオンラインセミナーを運営しています。 受講者の方からいただく質問の中で、『外来リハビリや訪問リハビリでもEBPは可能か?』があります。 EBPは臨床研究に基づいて進めていきます。 例えば、『脳卒中患者さんに対してトレッドミルトレーニングを30分、週5回、4週間実施した結果、歩行見守りの患者さんが歩行自立した』というエビデンス

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          理学療法ガイドライン第2版はすごくお得なんです!

          おはようございます。 BRAINの針谷です。 本日のテーマは「理学療法ガイドライン第2版はすごくお得なんです!」です。 チャリティーイベントのご案内本題に入る前にお知らせです。 11月27日(土)夜6時半から9時まで、「チャリティーイベント 理学療法ガイドライン第2版を臨床に活かすための勉強会」を開催します。 「そもそもEvidence Based Practiceとは?」「ガイドラインを臨床の意思決定にどのように活かすか?」「ガイドラインに出てくる用語の説明」「臨

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          【2021年版】脳卒中リハビリにおけるボバース・コンセプト(Bobath Concept)のエビデンス【当事者の方にもわかるように解説】

          脳卒中リハビリのひとつにボバース・コンセプト(以下、ボバース)があります。 日本ではよく行われているリハビリのひとつですが、世界的にはその有効性について議論されています。 本記事では、脳卒中当事者の方や若手セラピストに向けて、ボバース・コンセプトの脳卒中リハビリとしての有効性について紹介します。 ▶︎本文はこちら

          【2021年版】脳卒中リハビリにおけるボバース・コンセプト(Bobath Concept)のエビデンス【当事者の方にもわかるように解説】

          【2021年版】脳卒中リハビリにおけるCI療法とは?【当事者の方にもわかるように効果と注意点を解説】

          CI療法(Constraint-Induced Movement Therapy)は、脳卒中リハビリテーションのひとつです。 脳卒中を発症すると、右半身か左半身に運動麻痺が生じます。 運動麻痺が生じている側の半身を麻痺側、運動麻痺がない側の半身を非麻痺側と言います。 CI療法は、非麻痺側(麻痺していない側)の腕や手を使わず、麻痺側(麻痺がある側)の腕や手をたくさん使うことによって運動機能の改善を目指すリハビリです。 本記事では、脳卒中当事者の方や若手のセラピストの方々

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          Evidence Based Practice学習&実践ロードマップ動画公開しました

          お世話になっております。 BRAINの針谷です。 この度、YouTubeで「Evidence Based Practice学習&実践ロードマップ」という動画を公開しました。 「Evidence Based Practice(以下、EBP)やEvidence Based Medicine(以下、EBM)の必要性はわかっているけど、どうやって勉強したらいいのかわからない」という方に向けた情報提供の動画になります。 また、脳卒中EBPプログラムというBRAINのセミナー事業の

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          臨床家こそ知っておくべきPICOとPECO【情報の検索速度を上げる】

          PICO/PECOという用語、お聞きになってことはあるでしょうか? リハビリの情報を要約する上で使われるもので、知っておくと色々便利です。 特に、自分が知りたい情報へ行き着くまでの速度が上がります。 つまり、情報の検索効率がよくなるということです。 本記事は、若手のセラピストさん向けにPICOとPECOの基本と、臨床での活かし方について説明します。 脳卒中EBPプログラム【Evidence Based Practiceコース】 BRAINではEBPやEBMに興味があ

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          LINEオープンチャットはじめます

          月2回くらい、脳卒中リハビリテーションに関する無料のZOOM勉強会をやろうと思ってます。 内容は ①最新の脳卒中エビデンス ②難易度は易しめ(若い方向け) EBP普及活動の一環です。 よかったらご参加いただけると嬉しいです! オープンチャット「BRAIN 脳卒中リハビリ無料勉強会」 https://line.me/ti/g2/cTDFGR3VuPaUHN8cmTF8xA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_c

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          【2021年版】脳卒中上肢リハビリのエビデンスまとめ

          しっかり書きました。 長文なので、通勤時間などお時間があるときに読んでいただけると嬉しいです! 上肢リハビリに携わるセラピストの方々にはお役に立てる内容になってます! ↓BRAINのホームページに飛びます

          【2021年版】脳卒中上肢リハビリのエビデンスまとめ

          リハビリにおける評価の3つの役割

          経験年数の短いセラピストや臨床実習の学生さんは評価について悩むことが多いのではないかなと思います。 「とりあえずこの評価をしておこう」という思いで評価をたくさん行ったものの、それをどう臨床に活かせばいいかわからない。 評価結果が臨床にどう活きるかを知っておけば、評価に意味が生まれ、有意義なものになると思います。 本記事では、経験年数の短いセラピストの方向けに、リハビリにおける評価の3つの役割について紹介します。 脳卒中EBPプログラム【Evidence Based P

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