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【SHElikes退会】「もういいかな」と前向きな撤退を決めた。

2024年9月3日23時59分、シーメイトの幕を閉じた。2022年4月4日に入会し、2024年2月4日~5月3日の休会期間を経て再び戻ってきて、この度正式に退会した。休会期間を除いて2年2ヵ月間。

奇しくも(?)今日9月4日は、大好きなBUMP OF CHICKENの5年ぶり10枚目アルバム「Iris」の発売日だ(昨日フラゲしたけど!)。自分の節目と、大好きなアーティストのリリース記念日が重なるなんて、この先も忘れられない日になるじゃんね。

なにか形式的な振り返りをするつもりはないけど、いまの私が思うことをポジティブな側面もちょっとだけネガティブな側面も残したいので、こういうタイプのシーメイトもいるんだな~くらいに思ってもらえたらありがたいです。SHElikesに出会うタイミングも人それぞれで、人生のフェーズもバラバラだと思うのでね。


蠍座は、人生の色々な転機のタイミングで、「あ、もういいかな」と直感的に感じます。

しいたけさんの2024年下半期占いより、蠍座向けのメッセージに書いてあった言葉。リリースされた6月末は休職から1ヵ月が経つ頃で、心身のバランスがまだ整っていなくて、立ち止まりたい、ちゃんと休みたい、でも前に進みたい(進まなきゃ)…といろんな感情でゆらいでいたと思う。

なんでこんなにもしいたけさんの言葉がスーッと沁み渡るのかわからないけど、ずっと見透かされているような感じ。「もういいかな」の感覚も、人生の転機のタイミングもわかる~~と頷きが止まらなくて、私の隣にいた!?と思ってしまうほど。

「もういいかな」に当てはまった手放しのひとつが、SHElikesだった。6月末に読んですぐに決めたわけではなくて、最終決断はまだ先だったけどね。


「前向きな撤退、いいと思う。おめでとう」

前職(いまとなっては前々職?)でいちばんお世話になった先輩兼上司にSlackで退職報告をしたときに来た返信の一部。退職のこと「撤退」って表現するあたり大好き。私があまりにも気負いした文章を送ったせいもあって、辛気臭いからやめろって通常運転で返してくれたことが救いだった。

それ以降、なにかを手放すときには「前向きな撤退」という言葉を思い出して、深呼吸してよし!ってやってる。

そんでもって、久しぶりにまた退職時にもらった寄せ書きを読んで泣いてた。すぐに懐古厨発動しちゃう(笑)。以前にもこの感情について書き殴っているので、ここでは割愛します。


卒業より退会がしっくりくる。無職で入会して、再び無職で退会なんて。

「卒業」の言葉を使うのは、どことなくこそばゆい感覚がある。「シーメイト卒」という肩書きに対してはあまり違和感はないのに、SHElikes卒業しますの宣言には、どうしても私はその台に乗っかる器じゃないです…みたいにすみっこに隠れたくなってしまう。

※決して、「SHElikes卒業」と表現するシーメイトさんを否定する意図はないし、卒業おめでとう!って思う。卒業おめでとうって言われたら、嬉しい。でも自発的に選ぶのは「退会」のほうがしっくりくる。それだけのことなんです。

まどろっこしい(笑)。

SHElikesに入会したときに無職だったのはともかく、退会するときも無職なのは自分でもまったくの想定外だよ!!人生なにがあるかわかりませんね!!

肩書きは「無職」で、キャリアブレイク期間を過ごしていることに変わりはないけど、中身がちょっとずつ変化しているから大丈夫、だと思っている。振り出しに戻ったわけじゃない。


実は、いちばんやりたかったことは入会して1ヵ月くらいで終わっていた

入会当時いちばんやりたかったことは、マーケティング関連とライティング関連のコース受講だったんだけど、すんなり動画視聴し終わった記憶がある。「やりたい」欲求がいちばん高まっていたし、働き詰めで忙殺されていた時間から解放されて、新しく学ぶことが純粋に楽しかった時期でもある。

ちなみに入会のきっかけは、大好きなさえりさん。

さえりさんのことは大学生のときから大好きで各種SNSをフォローしていたから、SHElikesの登壇イベントの告知に気づいて、自分事として捉えて申し込んだのよね。上京後にサインイベントでお会いしたこともあるし、キャリアに関するWeb記事も読み込んでいたし、当時もいまも「言葉を仕事にする」ことへの感度が高かったことも影響している。

もし、もし、さえりさんのことを知らなかったら、私の人生はどこに向かって進んでいたのだろうと、割と本気で思う。なんてことのない過去のきっかけが未来を変える、伏線回収につながることを、身を持って実感している。さえりさんの妄想ツイートをはじめ、紡ぐ言葉が好きだな~ってきっかけはそれだけで、SHElikes入会につながるまで少なくとも5年以上経っているからね。

大好きな人の影響力を諸に受けがちなこつぽんです🙋‍♀️


「やりたいこと」じゃなくて、気づいたら「やったほうがいいこと」だらけになっちゃった

いちばんやりたいことに限って言えばたしかにすぐ終わったんだけど、それなりに高い入会金も払っているので(笑)、すぐに辞めるのはもったいなかった。

それに受講を終えたと言っても、課題提出はまだだったし、ほかにも興味ある!おもしろそう!なコースはあった。コースのつまみ食いをしながら、特別イベントやコミュニティイベントには初期から積極的に参加していたほうだった。

新しい価値観に触れて、視野が広がっていく感覚が新鮮で、いろんな人がいるな~~みたいな人間観察思考も巡らせながら、コミュニティイベントには参加していたと思う。社会人になって大半を占めていた会社とのつながりがなくなったのでなおさらで、少しでも共通点がある人と会える喜びが大きかった。

コーチングも毎月受けていた。変なところ真面目でちゃんと受けなきゃ!と半ば義務くらいに思っていた。自分のメンタルや相性の良し悪しはあるけど、コーチングという概念・考え方に出会えて、めちゃくちゃ救われたのは事実。もっと早く出会いたかった。社会人になる前にセルフコントロールの教えがあってもいいのに。

2022年12月~2023年3月で7期クリコミュのサポ隊を経験したことも、とっても実りのある時間になったし、シンプルに楽しかった。自分が関わり方を変えることで、私の中にある人間関係コンプレックスの一部を克服できた気がする。

サポ隊の振り返り詳細はこちら🦄

人間関係に悩んでた当時のnoteやネガツイを知るシーメイトさんは相当古参な方だと思う、ありがたいです。

シーメイト2年生もなんだかんだコミュニティイベントに参加しながら、コーチングも頻度は落ちながらも受けつつ、新しくリリースされたコースも視聴しながら、のらりくらりと過ごしていた(と思う、あんまり覚えていない)。

人生で初めての転職活動もして、2023年8月~再び正社員として働き始めてからも、居場所があることがありがたかった。特にここnoteと、ツイッターがなかったら、私のメンタルは持たなかった。

休会を挟みつつ、2回目のSHEアワードに現地参加して、お会いできたシーメイトさんが昨年よりも増えたことが素直に嬉しかった。休会から復帰することを決めた理由は、休会中に新しくリリースされたコースがあったことと、気になるお仕事案件や特別イベントがあったから。

復帰後の目的を果たしてから気づいたのは、「シーメイト」の肩書きをガチガチに纏わなくても大丈夫かも、いま関わってくれる方たちはいなくならないかもということ。SNSでほとんどSHElikesの話題は出してないのに、続いている関係性が証拠だと思う。独りよがりだったら、ちょっと恥ずかしいけど(笑)。

そして、それに気づいてから、コミュニティイベントなど新しく関わりを増やす場から遠ざかるようになってしまった。休職に入りたてで向き合える状態じゃなかったことも要因のひとつで、定期的にやってくる「誰とも関わりたくない期」が長引いた。コーチングもまったく受けられなくなった。

見出しに書いたように、「やりたいこと」が全然見つからなくて、その代わりに「やったほうがいいこと」ばかりで埋め尽くされた。いつか役に立つかもしれない…と打算的なことばかりが過る。もちろんそれでもやったほうがいいのは頭ではわかるんだけど、そこまでの欲求が湧かないし、体力も気力も向かなかった。きっとこういう積み重ねを頑張った人が成功するんだろうなと〜と自分を卑下する気持ちが湧いてしまう。

「できなかったこと」や「もっとやればよかったこと」を挙げ出したら、正直キリがないと思う。否定的なことで埋め尽くすの嫌だから、書かないよ(笑)。


ぶっちゃけ「フリーランス至上主義っぽい風潮」はちょっとしんどいときもあった

フリーランスや起業家として活躍しているシーメイトさんの顔がたくさん浮かぶ中でこれを書くのは、ほんっとうに申し訳ない。私が言いたいのは、一人ひとりに対してではなく、「フリーランスへのキャリアチェンジ」があたかも成功ルートかのような雰囲気が蔓延していてちょっとしんどいときもあったな~という気持ち。

私は正社員経験しかないし、SHElikesで学びながらキャリアブレイク後も正社員で転職したから、隣の芝生が青く見えているのも影響していると思う。自分ができないことだから、選ばなかったことだから。

正社員で働いてるのが惨めになるときもあった(これは私の認知が歪みすぎてるんだろうけど)。シーメイトさんと、現実的に周りにいる人とのギャップが大きかったことも影響している。

ありとあらゆる努力の積み重ねや決断を経て、シーメイトさんみんな(主語大きくてごめん)脱サラしていくから心底すごいなあって尊敬している。ふと冷静になると、フリーランスが偉いとか正社員が古いとか、そんな極端なことはまったくなくて、人それぞれに人生は違うんだからと思えるんだけど、そう思えないメンタルのときもあって複雑だった(笑)。

現在進行形ではまた正社員に戻ろうと転職活動中だけど、将来的にはまだ未知数でわからない。同棲予定の彼氏は自分のお店やりたいって初めて会った2年前から言ってて、きっとそれに感化されて私もなにかやりたいってなるんだろうなと(笑)。もちろん野望がないわけじゃないけど、「ほんとにそれやりたいのか?」と自問自答と葛藤が止まらなくて、ずっと模索しながら行動を続けるしかないのかなと思ってる。


キャリアプランナーの選考に落ちたときに刺されたトドメが、思いのほか深い傷になった

少し時系列を遡って、今年の3月にSHElikesのキャリアプランナーの募集があった。思い切って応募してみたけど、信じられないくらいあっけなく落ちた。

具体的な経歴や志望理由も込みの書類選考だったり、1on1の30分面談を経て落ちるなら、まだ納得はできたかもしれない。さすがに腑に落ちなかった。まあ私は求める人物像に当てはまらなかったんだなぁ〜と。ずっと人材畑で働いてて、営業経験も5年あって、でも関係なかった。なんとなく過去まで否定された気持ちになって、メンタル落ちてた。やりたいことを自覚し始めて、挑戦して、振られるまでのスピードが早すぎるだろ。もう少し夢見させてよ。

実は、3月中に着手したこと🌸

(もちろんそんな意図はないだろうけど)社会人人生をまるっと否定されたような気持ちになって、この後も結構引きずった。ああ、ロールモデルじゃないんだなって突きつけられた気がしたし、居場所じゃなくなったような気さえした(考えすぎなのはわかってる)。

お世話になったSHElikesにちょっとだけ恩返しというか、自分もそっち側になってみたかったんだけどな、浅はかだったのかなとか。輝かしいキャリアチェンジでロールモデルになれなくても、過去の経験を活かすことはできるかもって一瞬でもわくわくしちゃったもんだから、勝手に期待して勝手に落ち込んだ(笑)。


マインドは一気には変わらないけど、少しずつ血肉になっているはず

信じていること、信じたいこと。自分の内側を変えることがこんなにも大変だと思わなかった。「変わりたい」の気持ちだけで入会して、なにも具体的な目標がなかったから、少しずつでも変われているなら目的は果たせているのかなと。

そもそも「変わらなきゃいけない」とか「何者かになること」に縛られていたので、解きほぐされたように思う。環境と関わる人がこんなにも大事なんだと痛感した。どうしても自責思考が止められなくて、自己否定に陥っていたけど、自分のせいだけじゃないこともあるな~って気づかされた。


なによりも、応援したくなる大事なシーメイトさんと出会えてよかった

出会いが財産です!って言うと、いきなり胡散臭い響きになってしまうんだけど、ほんっとうに本音でよかったなと思っている。夢に向かって頑張っている一人ひとりの人生を覗かせてもらっているの幸せだし、これからも応援させてください。

出会えてよかったシーメイトさんはたくさんいるけど、ここで名前は書かない(書き切れないし、逆の立場になったときに、自分が書かれていなかったら悲しいもん)。

私の「人生の豊かさ」の基準は、人と経験に投資できることなので、とっても大事で忘れたくないものになった。いままで知らなかった価値観や選択肢にも出会えて、私の人生に影響を与えてくれて感謝です。仲良くなってくれた皆さん、ありがとうございます🥰

そうそう、「note」もSHElikesに入会していなかったら始めてなかったので、いまこうして大事な居場所になっていることが感慨深い。来月で投稿始めて2年になるって!


最後に、自分で決めることって大事だね

新卒から5年間働いた会社を次を決めずに退職したことも、そのタイミングでSHElikesに入会したことも。そして心地のいい居場所を手放すことも。

「自分で決めて、選んで、正解にしていく」
シンプルだけど、とっても大事なことを身を持って実感している。

過去に蒔いた種がどんなところで芽を出して、花を咲かせるか、どんな虫が蜜を吸いに来てくれるか、ふわふわと種がどこに飛んでいくか。これからも伏線回収を楽しみに、でも予定調和じゃない未来を楽しみたいと思います。

ギリギリ9月4日中に投稿できる!

冒頭で、大好きなBUMP OF CHICKENの5年ぶり10枚目アルバム「Iris」の発売日と書きましたが、すでにシングルリリースされてきた曲が多い中で、今回正真正銘の新曲「青の朔日(さくじつ)」があまりにも心に響いて大好きすぎるので引用して終わりにします!!全部の歌詞が好きなんですけどね…

泣かないでって祈るのは 足跡の下の涙
迷いを乗っけた爪先で 進め 進め 魂ごと

正しいかどうかなんて事よりも あなたのいる世界が笑ってほしい
だから私は生きている 時計の針にも奪えない力

泣かないでって祈るのは 足跡の下の涙
迷いを乗っけた爪先で 進め 進め 魂ごと

間違いかどうかなんて事よりも あなたのいる世界が続いてほしい
ならば私は戦える たとえその時側にいないとしても

青の朔日

気づいたら、6,000文字超えた!最後まで読んでくださって、ありがとうございました!!

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