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なぜ、ビジネスパーソンに社会学が必要なのか?

5年間お世話になった職場の皆様から、送別の品としてアマゾンギフト券をいただきました。

本をよくポチることをご存じいただいていたようで、お気遣い感謝いたします。ありがとうございました。

さっそく2月の新刊で気になっていた、宮台真司ほか「経営リーダーのための社会システム論~構造的問題と僕らの未来~」(光文社)を購入しましたので、その読書メモを共有します。

◇この本は何なの?
・ビジネススクール「至善館」における社会学者、宮台真司さんの講義をベースにした本。
・「底が抜けた社会」「システムの奴隷」など、同氏が20年以上繰り返し述べている社会科学的言説を、ビジネストピックに寄り添いながら解説している。
・また、「未来への処方箋」として「2階の卓越者」というリーダーの条件を明らかにしている。

◇なぜビジネスに「社会学」が必要なの?
・ビジネスや経営に関するマーケティングや戦略論などの学問では、社会の変化を理解したり、未来を洞察する考え方が存在しないから。
・これからのビジネスには「社会やそこに暮らす人々の動向を知ろうとするアプローチ」が重要になるから。
・そのためには、社会学の中の「社会システム理論」を学ぶ必要があるから。

◇「2階の卓越者」とはどんな人のことなの?
・住民のコミュニケーションの場をデザインする「ファシリテーター」の能力をもっている人。
・また、「熟議」の場で「仲間意識」「われわれ意識」を生み出す役割を果たす人。
・具体的には、その場でいる誰がどんな感情を抱え、どんな意見を持つのか推測し、極論を述べる人にはデータを示すこともできる人。

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