子どもの“やりたい”が成長を加速させる理由とは?

こんにちは、佐藤仁美です。
NIJINアカデミー東金校の教室長を務めながら、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所でも働いています。

今日は、子育ての中で役立つお話をお届けします。
テーマは 「訓練も大事だけど、自分がやりたいことが成長を加速させる理由」 です。


訓練も大事、でも“やりたい”が最強

子育て中、こんなふうに感じたことはありませんか?
• 「うちの子、ちょっと不器用かも」
• 「字の練習をさせたいけど集中しない」
• 「もっとバランス感覚を良くしたいな」

私も3人の子どもを育てているので、「もっとこうなったら」と思うことがたくさんあります。

さらに作業療法士として療育に携わってきた経験からも、訓練や練習の大切さを実感しています。特に、小さな頃からコツコツ取り組むことで、少しずつ成長する姿を見るのは素晴らしいものです。

ただ、もう一つ忘れてはいけないのが、 「本人がやりたいと思うことに取り組む時間」 です。


次男の“やりたい”から始まった挑戦


我が家の次男は、舌の使い方が上手ではなく、発音に少し課題があります。手先も少し不器用で、製作や箸の操作などで練習が必要な場面がよくあります。

そんな次男ですが、私が「練習しよう」と誘うと、すぐに嫌がります。特に家では「やらなきゃいけない」と思うことを避けることが多いんです。

ところが、次男が自分で「やりたい!」と思ったことには目を輝かせて挑戦します。ある日、次男が300mlのペットボトルを持ってきて、こんな会話がありました。
次男:「風船ある?」
私:「今はないよ。どうしたの?」
次男:「ペットボトルに風船をつけて、バンってやって#%*○!」

具体的に何がやりたいのか、よく分からない部分もありましたが、次男の中では ペットボトルと風船を使って何かを作りたい! という強い気持ちがあることだけは伝わってきました。

“やりたい”から生まれる学び

そこで風船を買ってきて、一緒に水風船を作ることにしました。次男は最初、うまく作れず苦戦しましたが、私が数回手伝うとやり方を覚え、最終的には一人で作れるようになりました。

本人の「やりたい!」という気持ちが強いと、始めはできなくても何度も挑戦します。次男も失敗を繰り返しながら工夫して、自分なりのやり方を身につけていきました。

こうした遊びが、実は 手先の練習や物事への集中力を高める時間 に自然と繋がっています。

親が見守るときに大事なポイント

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