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2019年4月27日に実際に受けた格闘技のパーソナルトレーニングの内容
前回のエントリー「格闘技するならパーソナルトレーニングを活用すべし、注意4点(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと11)」でパーソナルトレーニング(以下、PT)の良さ、注意点を書いた。今回は僕がGW1日目の2019年4月27日に実際に受けたPTの内容を書いてみる。
※トレーナーのKさんに了解を得ています。
朝、トレーニング中に飲むドリンクとトレーニング後に飲むプロテインを準備。自転車で片道約50分のジムへ。普段、通っているジムではなく、Kさんが所属しているジムだ。
ルールから練習の大まかな方針を決める
雑談をしながら着替えて軽くストレッチ。
次、出るかもしれない試合のルールの確認。勝つために必要な技術、強さはルールによって決まるので、ルール確認をしてから練習の大まかな方針を決める。
ミットとで状況確認をし、必要な練習を判断する
軽くミット、体調、バランス、癖など現在の状況確認。動きが良くなって、パンチの切れも増していると褒められる。ダイエットの効果もあると思うが、モチベーションがアップするのを感じる。
ミットによる状況確認をしながら、ルールも加味して何を練習するか決めていく。右フック、左ボディの威力に比べ右ストレート(以下、右ST)の威力が低く伸びも無いので、改善するための練習をすることになった。
右STの威力は重心がどれだけ前移動するか、つまり体の軸(以下、軸)がどれだけ前移動するかで決まる。僕の場合、右STを打つ前と打った後で、後ろ足の右足の位置が変わらず、腰が回らないため軸の前移動が小さいのが問題だった。
そこで、「打ち方に拘りがあって、取り入れたくないならば取り入れなくていい」前提で改善策として右STを打つときに右足を軽く前に動かして地面を蹴る打ち方を教えて貰った。僕が、沖縄拳法空手を学んでおり、ボクシングなど一般的な格闘技とは違うパンチの打ち方に取り組んでいるのを理解して貰っているからだ。
沖縄拳法空手ではパンチを打つさい、基本的に後ろ足で地面を蹴ったり、腰を回したりしない。しかし、軸の前移動は大切なので教えて貰った打ち方を試してみた。
ミットで繰り返し新しい打ち方の右STのみを練習する。途中、「後ろ足を前に動かす距離が長い、打った後すぐに元の構えに戻れるくらい、前足の踏み込みと同じ距離前に動かす」、「動きがぎこちないので普通に歩くように」とアドバイスを貰う。試行錯誤しながら、3分×3ラウンド(以下、R)こなした辺りで威力とリーチが上がってきた。手から先に動かして、腰と後ろ足が前にスライドする形。「教えた形と違うけど、自分の形にうまく取り込めてきたのでOK」と褒められる。肝心なのは打ち方ではなく、威力とリーチがある右STを打てれるかどうか。
次に、新しい右STを左ジャブから打てるように、いわゆるワンツーでも打てるように練習する。
ワンツーの右STは、左ジャブによる軸の前移動分、単発の右STよりも威力とリーチが上がる。当然、いきなり上手くはできず、ぎこちない。途中、「左ジャブのさい、前足に体重をかけすぎない」、「左ジャブの引き手と右STをスムーズに連動させる」とアドバイスを貰う。アドバイス後、2R練習したらそれなりの形になった。
次に、右ST打つ前に右手を引いているため、打つのが相手にバレやすくなっているのを改善する練習。
改善策としてa.構えをもっと半身にしてあらかじめ右手を引いておく。b.構えの右手の位置を引かなくても右STが打てる位置に変える。の2案を教えて貰う。a.は今の自分のスタイルを崩す恐れが大きいので、b.を試してみるよう勧められる。右手の位置を色々変えてしっくりくる位置を探しながら、右ST単発のみのミット。途中、「力みすぎない」、「姿勢を崩さず胸を張って」、「ミットの中心を打ち抜くように」とアドバイスを貰う。2Rでしっくりくる右手の位置を見つけられた。
次にパンチ&パウンド(以下、P&P)のために大切なパンチでのプレッシャーのかけ方の練習。
P&Pは、打撃投げ寝技有りのいわゆるMMAルールでパンチとパウンドをメインに勝つことを目指すスタイルで、パンチ好きの僕のためにKさんが一緒に考えてくれている。
いくら威力の高いパンチを打てても、当てられなければ意味が無い。パンチが当たる状況に相手を詰める必要がある。このプレッシャーのかけ方は、詰め方の1つで、殴り合いに持ち込まれずパンチが当たる状況に相手を詰められる。
最後に練習した右ストレート、プレッシャーのかけ方を意識して、パンチ、プッシュ、崩し、パウンド混合ミット3分×3Rで追い込み。
試合はバテるもので、バテた中で威力のある一撃を出せるかどうかが大切。追い込みの中でも単発の威力あるパンチを出すように頑張る。ヘトヘトになったところで2時間のPTが終了。
知り合いのプロ選手の考え方や練習への取り組み方の話など、雑談しながら着替えて、プロテイン飲んで帰宅。
トレーナーのKさんは、沖縄拳法空手に理解があり、自分の考えを押し付けず必ず相談をして練習内容を決めてくれる。パンチのみで頑張りたいという僕のワガママを聞いてくれて、どうしたら良いか一緒に考えてくれる。技術を教えるときに実演して見せてくれる。家で練習するべき内容を教えてくれる。常に勉強されていて新しいことを教えてくれる。パンチ力があるなどタイミングよく褒めてくれてモチベーションアップさしてくれる。最高のトレーナーだと思っている。
息子日記「端午の節句」
カバー写真は息子のダイナミックな寝相。
GW1日目、お昼は息子の端午の節句お祝いでお寿司を食べた。息子は、まだお寿司を食べられないけど、食べてる間ずっと機嫌良くしてくれた。カウンターでお寿司を握る職人さんの姿が面白かったみたいだ。
パンチでのプレッシャーのかけ方(オーソドックス同士の場合)
以下、PTで学んだP&Pだけでなく格闘技全般に大切で役に立つパンチでのプレッシャーのかけ方を書いています。PT受ける回数を増やし、より有益なエントリーを書くこととKさんへの還元を兼ねて有料にしています。質問などあれば答えますのでTwitterのDMかコメントでお願いします。
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