食い物イキリシリーズその3 どうして初見の店で一番デカい食い物を頼んでしまうのか?「東村山 ぼん天」編
えっ、このnote丸一年書いてなかったの⁉︎ と本人以外誰も衝撃を受けていないであろうどうでもいい導入からスタート。まぁ何はともあれ、久々暴食をしたので聞いておくれよ。
俺は外食が好きなんだけど、齢40を超えたのに未だ不満に思うことの一つに「外食の米少なすぎ」問題がある。こちとら未だやよい軒で大学生と同じくらい米食うんだから、茶碗1杯の米でしょうが焼きどうぞって感じで出されても困るんだよな。追加料金でおかわり、とかいちいちめんどくさいので最初から大盛りより多い特盛をメニューに出しておいて欲しいことこの上なし。ご飯おかわり無料とか嬉しいサービスだなとは思うけど、混んでる店だとタイミングを見計らわないといけなかったりするからねぇ。できれば最初からドーン‼︎ と盛ってほしいのさ。
「おかずが少ないのに米だけ多くても困る」という人もいるかもしれんが、もはや40も超えてくると外食で1000円使ったって困りゃしない月給貰ってるんでなんかおかず追加すれば良いじゃないって思うワケ。なんで食わせてくれよ大盛りの米を‼︎ なんて思ってたところ、比較的チャリで行けば近所の東村山市に「ぼん天」という中華料理屋の噂が耳に入ってきた。どうやら生姜焼き丼の分量が凄いとか。
この「ぼん天」、俺の実家がある方にもお店(瑞穂店)があったのでチェーン店なのかと思ってたら、どうやらこの東村山と暖簾分けしたその瑞穂店の2店舗しかないとのこと。そういや行ったことねぇなと思ったが、東京都下の大箱中華チェーンは南京亭グループが牛耳っているためなかなか他のチェーン店っぽい中華料理屋に目が向かないという欠点があるなという気がする。
というワケで今回は家からチャリを走らせること30数分、一説によると故志村けん氏も愛したと言われる東村山「ぼん天」に行ってきたぞという話だ、最後まで付き合ってくれよな‼︎
東村山「ぼん天」 初回
とは言えこっちも「米2合くらいはペロリですわい系初老」なワケで、ましてやチャリンコで30分ちょい走ってきたら「はい米3合余裕ー」的な胃袋を持ってるのよ。いくら量が多いってったって、向こうだって儲けるために商売してるんだから1100円くらいでそんな規格外の量になるワケあるまい、ましてや大盛りとかにしなけりゃ大丈夫っしょ。だいたいこういうところで量が多いっつーのは米の量がちょっと多いのをみんな大袈裟に言ってるだけで、おかずをちょい足ししとけば無問題っと生姜焼き丼にニンニク餃子440円注文完了っと待ってたところに出てきたモノがこちらです。
えっ
一応2枚写真は撮ってみたがいかがであろう、伝わるかしら? この上に画像載せた南京亭の大盛りチャーハン×4くらいのデカさ‼︎ こんなの食えるかしら……と不安になって食らいついたが、序盤は生姜焼きの味付けの濃さプラス野菜の絶妙な炒め加減(玉ねぎシャキシャキで旨い‼︎)ですいすい進む‼︎
……と食い進めていたものの、写真撮り忘れたニンニク餃子と一緒に3/4程度ほど食べたものの撃沈。いやぶっちゃけ頑張れば入ったかもしれんが、そこまでして食ったら間違いなく食い過ぎバック(食い過ぎによる著しい体調不良)を起こしながらチャリに乗って帰宅しなければならない別の地獄を考えたら、まだ余力のある内に撤退すべきだろうと考えていたところにちょうど昼のラストオーダー聞かれたタイミングで「これ持ち帰りにしてもらうことできますか?」と聞いたら「ご自分でタッパーに詰めていただければOKです」と快く了承してもらえた。とまぁ、そういう俺のようにイキって生姜焼き丼を頼んで食いきれない人多いんだろうなと……
しかし飯を残したのなんて、もう10年以上前の埼玉県入間市のデカ盛りで有名な「古都」以来だよなぁと思いながらデカ目のタッパーに余った生姜焼き丼をギッチリ詰めて、家に持って帰ってその日の夜に家の丼に入れてみたらやはり南京亭の大盛りチャーハンくらいの量だったので4合強くらいの量だったのではなかろうかしら。
その後某食べログやらGoogleレビューやらぼん天に行った人のブログやらを見てみたところ、どうやら生姜焼き丼はチャレンジメニュー的なものであり大盛り不可とのこと‼︎ 米の量は人によって2合〜5合程度との記述があるためはっきりはしないけど、旨いおかずがあれば3合くらいはなんとか食える俺からしたら4合以上はあるような気がする。
しかしあの旨さと量で考えれば1100円(ちなみにニンニク餃子も旨い‼︎)はかなりお値打ち‼︎ 他のメニューも絶対旨いだろってことで、1ヶ月後に訪問してみた。
2回目
今回はネットで漁れる情報を調べたところ、「昼定食類はライスおかわり無料」「生姜焼き丼以外はそこまで量はヤバくない」「いや1000円を超える飯系はヤバい」と分量がはっきりしない。流石に今回も食いきれないのは大食いの自尊心が傷つくぞ……
わたしゃ他のデブと違わず、「チャーハン大好きっ子初老」でもあるもんで今回はチャーハンを食いたいなーとメニューを吟味。フツーのチャーハン790円、ジャコチャーハン(ピリ辛)930円、にんにくチャーハン920円、海老チャーハンとあんかけチャーハンが1050円となかなか種類豊富。写真があるのはジャコと海老とあんかけ、海老の方にはレタスもたっぷり入っておりなかなか旨そうだが、あんかけが乗ってるモノに間違いなしのスピリットで今回は「あんかけチャーハン」を選択。
……各大盛り+110円の表記。俺は基本的にはどこの店でも初見大盛りがデフォルトだが、前回のことが頭に刻まれていたため今回は選択せず。その代わりといっちゃなんだが、しそ餃子を頼んでみた(また写真撮り忘れた)。
ぶっちゃけ分量は南京亭の大盛りチャーハンくらいと言った感じで、多いが常識の範囲内といった感じなのでこれなら大盛りでも良かったか。というか特出すべきは、メニューの写真よりあんかけがめっちゃ具沢山でいい‼︎ 豚肉もめっちゃ入ってるし、こういう裏切りは嬉しいよねぇー
具沢山のあんかけの下にはシンプルなチャーハン、渋谷の兆楽を思い出すがあっちより味がいい(そりゃ300〜400円違うから流石に比べるのがアレか、あれはあれで良いモノだし)し、褒める人多数のしそ餃子も旨くて、こりゃ今回はイキらず成功大満足⁉︎
……となってめでたしめでたしで締めても良かったんだが、どうしても今回大盛りを避けてしまったことが心に引っかかっている気がしてなぁ……
3回目
というワケで行っちゃったよ3回目‼︎ 今回も他のチャーハンや定食メニューに目移りしたけど、シンプルに前回との比較をしたかったので断腸の思いであんかけチャーハン大盛りを‼︎
……頼んだ時、店員さんに「あんかけチャーハン大盛りで」といったら「えっ、大盛り?……はい」みたいな反応だったから、大丈夫かこれと思ったけども。またニンニク餃子も付けてしまったけれども……
で、前2回はあんま混まなそうな時間(だいたい13時過ぎくらい)に行って、今回はあまり気にせず11時半くらいに行ったらすでにカウンター満席で、1人だけどテーブル席に通されちゃってちと申し訳ない気もしたが、今回は落ち着いてその時を迎えられた……
どうですかね、サイズ感分かりますかこの明らかに前回よりデカさ増した重量感‼︎
チャーハンだけど2合よりありそうな感じ。さぁ果たして食えるか? という緊張感が最初はあったものの、いざ食い出してみると量はさすがに生姜焼き丼の半分くらいか? チャーハン自体は薄味で、あんかけも味はそこまで強くないが各具材の味わいが良くてするする食える感じ。前回も思ったけど、あんかけとチャーハンの調和がめちゃくちゃ取れててこれスゲー旨いんじゃないかしら……
どうしても話題が量に行きがちになるが、単純にここは旨い気がするな。今回やっと写真を撮ったが、餃子もそこそこデカくて440円というのは最近値段が上がりつつある餃子の中では味、値段ともかなり優秀な部類のような気もするし。
というワケで、東京の立川エリアで中華料理を腹一杯食いたかったらもうここでいいんじゃないでしょうかということを皆様にお伝えして終わろうと思います。イキリだけで終わらなくて良かった、東村山中華料理「ぼん天」オススメです‼︎