国葬の朝の夢
90年代に王子様として、一世を風靡した有名シンガーソングライターとの邂逅
スピリチュアルや代替療法にハマっている友人とその娘 彼女の娘は鍼で歯痛が治るという
シンガーとの情事の比喩がばれて、彼の妻にブロックされる 目の前で無視される私は、子どもがいないことに劣等感を覚え
どうやっても彼らには勝てず、私は彼の妻がプロデュースしたメダイをつけたくなる
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男は浮気する
女も
洗濯に失敗してまだらになったパンツとブラジャーは
また買えばいい
マザー・テレサは、あなたはあなたが読んだものでできていると言ったようだ
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現実の世界では、ウラジオストクで日本領事がスパイ容疑でロシア当局に拘束された。当局によると、金銭提供の見返りに、ロシアがアジア太平洋地域のある国と協力しているとの情報を得ようとしていたとのことだ。
また軍事動員に抗議するためロシア連邦の一部、ダゲスタン共和国で鉄道など国有インフラを狙ったゲリラが予定されているというが、本当のことか、ダゲスタン人によるものなのか、それともグループが何者かに乗っ取られたのかわからない。
『モーニング』で読んだ漫画みたいだ。
人は、本心では暴力やいさかいを好むのか、それとも暴力やいさかいを好む人がいるだけなのか。
現実は夢ほど甘美ではない。
かつて熱に浮かれた恋も夢のようなものだった。
よほど傷ついて疲れ果てないと、目は覚めない。
信じるものがある者は幸せだが、何かを信じようとすれば途端にそれがないと怖くなってしまう。
ただその日を生きて目に焼きつけ、昨日の夢を忘れろ。