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【災害ボランティア能登 57】 石川県のスタンス大丈夫? 9月27日(金)

地震と豪雨で、能登地方は大変な状況になっています。

災害ボランティアのかたがたが、復旧、復興の力になってくださるのは間違いないのですが、石川県の災害ボランティアに対する考え方が、心配になります。


【まだまだ足りてません】

石川県の公式Xです。


ボランティア活動はあくまで個人の善意に基づくもので、強制的に行われるものではありません。「足りていない」という表現は、すでに参加しているボランティアの努力を軽視しているように感じます。

また、災害対応は本来、自治体や政府の主導的な役割が大きく、ボランティアはそれを補完するものです。「足りていない」という表現は、被災地や被災者への対応の不備が、ボランティア不足のせいであると捉えられかねません。

「現在も多くの方にご支援いただいておりますが、さらなる助けが必要です」と言えなかったのでしょうか。

【ボランティアを大規模で投入】

9月24日(火)の「第6回災害対策本部員会」における、馳浩石川県知事の発言です。

石川県

ボランティア活動は、基本的に自主的かつ自発的に行われるべきものです。「投入」という言葉には、強制的に参加させるニュアンスが含まれます。ボランティアの方たちの気持ちを軽視しているように感じます。

また、災害ボランティアは、被災者支援を助けたい思いで活動しています。「大規模に投入」という表現は、まるで資源や労働力として扱っているかのように捉えられかねません。

【最近、暑くなってきた】

石川県の災害ボランティア情報のホームページや、ボランティア募集メールに書かれている文です。


石川県

6月18日(火)以来、今に至るまで、ずっと「最近、暑くなってきた」です。定型文を用いるのはいいと思いますが。秋になって気温は下がり始めています。現実の気温と案内文の間に違和感があり、参加される方が、適切な装備や服装を判断する際に混乱するかもしれません。

【災害ボランティアに感謝】

石川県ではこれまでに経験したことのない災害が続いており、大変な状況です。

特に被災地が、アクセスの悪い能登地方なので、支援活動が困難な面もあります。

被災地の状況は厳しいものの、気持ちの面での思いやりや感謝を大切にしていくことは、必要だと感じています。

このような中でも来てくださる災害ボランティアのかたがたには、心から感謝しています。

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