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【災害ボランティア能登 10】 初めての災害ボランティア 購入品紹介と持ち物
今回、初めての災害ボランティアに参加しました。
周りに災害ボランティアに参加された方は、いなかったので、インターネットで調べて、服装や持ち物を調べました。
そして、家に持っていなくて、要りそうなものは、ワークマンで買うことにしました。
実際に現場に行ったので、感想も書きたいと思います。
(商品によっては、価格が変わったり、販売終了のものがあるかもしれません。適宜、追記で情報を更新していきたいと思っております)
【イナレムストレッチレインスーツ ¥4,900】
(2024年12月時点で、私の購入時より値上げされており、¥5,500になっています。)
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上下セットのカッパです。
天気が悪いことも想定されたので、カッパがいいと思いました。
今まで、上下セットのカッパは買ったことがなかったので、どれがいいか迷いました。
カッパ選びは、耐水圧と透湿度がポイントだと分かりました。
耐水圧とは、「雨が生地に浸透してこないように抑える性能」のことです。
簡単にいえば、中の服が雨で濡れないかどうか、ということです。
数字が大きければ、濡れにくいということです。
詳しい説明は以下のものです。
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透湿度とは、「水分を生地の外に逃がす能力」のことです。
簡単にいえば、汗でカッパの中を蒸れないか、ということです。
数字が大きければ、蒸れにくいということです。
詳しい説明は以下のものです。
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これらを考えて「イナレムストレッチレインスーツ」にしました。
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着てみると、スリムな感じでした。
中にどれくらい洋服を着込むかによりますが、私は、ワンサイズ大きめを買って正解でした。
購入の際は、試着をお勧めします。
実際に当日、現場では同じイナレムストレッチレインスーツを着ておられる方が、複数人いらっしゃいました。
お聞きすると、今回のためにワークマンで買われた、という方もおられました。
実は当日、土砂降りの時間帯もありました。
でも、中の服は濡れることはありませんでした。
また、体を動かしての作業で汗もかきましたが、蒸れて気持ち悪い、というようなこともありませんでした。
一番外側の服として、イナレムストレッチレインスーツは、買って良かったです。
【アクア天然ゴム13Gバックコート手袋 1双 ¥350】
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手袋です。
手袋は、何を持って行ったらいいのか、よく分かりませんでした。
それで、災害ボランティアのニュース映像を見て、どのような手袋が適しているのか考えました。
映像を見ていると、軍手をしている人はいないように感じました。
割れたものなどを持つこともあるので、危ないのだろうと思いました。
また、ほとんどの方が、ゴムで覆われた手袋だと感じました。
加えて、雨や雪でも大丈夫なように、防水がいいなと考えました。
これらを考えて「アクア天然ゴム13Gバックコート手袋」にしました。
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当日は、雨の中、タンスや本棚やなどの搬出や、外の崩れたブロック塀の片付けなどの作業を、この手袋を着けて行いました。
すごく良かったです。
滑らないし、手は濡れないし、防水なので、手を洗うようにすれば外側の汚れも簡単に落とせるし、使いやすかったです。
【踏抜き防止カップインソール 1足 ¥780】
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中敷き(インソール)です。
踏む抜き防止のインソールというのを、初めて知りました。
言われてみれば、そうなのですが、被災地は、釘や突起物が、地面にあることが考えられます。
釘などで、足をけがするということは、実際に起きているようです。
性能の優劣の判断がつきにくかったですが、この「踏抜き防止カップインソール」にしました。
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サイズ感は、表示されているサイズで、ぴったりでした。
当日は長靴を履いていきました。
その長靴は、安全靴タイプではなく、雪かきの時に履く、冬用の長靴、いわば家にあった普通の長靴を履いていきました。
その長靴に、このインソールを入れて作業しました。
履き心地が固かったりするのかな、と思っていたのですが、こちらの商品は、全く違和感なく履けて、特にこのインソールによって、足が疲れるということは、ありませんでした。
こちらのインソールも、良かったです。
【スクエアボディバッグ ¥1500】
(2024年12月の時点で、販売されていないかもしれません。他の商品で実際的なものを追記してあります。)
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ボディーバックです。
私は、これをウエストポーチとして使いました。
ボランティア活動時に、貴重品や飲み物などを入れて持ち歩くのに、ウエストポーチがあったがほうが便利という情報を見つけました。
でも日頃は、ウエストポーチは使っていません。
お店で、この「スクエアボディバッグ」を見つけて、実際に腰に着けてみたところ、良かったので購入しました。
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このバッグは防水ではありません。
それで、中に入れた貴重品などは、全部ジップロックに入れて、このバッグに入れました。
当日、雨の中での作業でしたので、バッグは濡れましたが、当然ながらジップロックに入れた中のものは濡れませんでした。
使ってみて、持ち歩きたいと思うものは十分に入りますし、ウエストポーチとして使っても、使い勝手はとても良かったです。
2024年12月6日 追記
ワークマンで、新しいかばんのシリーズが発売されました。
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「※完全防水ではございません。」とはあるものの、ホームページによれば、耐水圧15,000mmなので、大雨の中での野外の作業でも、かなりの程度、防水されることが分かります。
さらに、他のシリーズも発売されました。
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こちらは、ホームページによれば耐水圧10,000mmですので、大雨の中での野外の作業でも、防水効果を期待できます。また切れにくい素材なので、ボランティア作業の時に、釘や木の切れ端のようなものに引っ掛かってしまっても、ある程度、安心して使えそうです。
【準備の総額】
上記のものを購入し、準備にかかった費用は¥7,530です。
【持ち物】
ウエストポーチの中身
・メモ用紙
・ボールペン
・油性マジック
・財布
・タオル
・ティッシュ
・ウエットティッシュ
・小さいペットボトル
・保険証のコピー
・ボランティア活動保険のコピー(インターネット申し込みのため、そのメールの画面を印刷)
ウエストポーチの他に15Lのリュックも持っていきました。
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リュックの中身
・飲食物、
・マスク
・タオル
・小さいゴミ袋
・着替え(使用せず)
・内履き(使用せず)
ワークマンで購入したもの以外は、既に持っているもので、そろえることができました。
【あったらよかったものはあるか?】
ヘルメットは、現地お借りしたので、もし、ヘルメットが現地にはない、と事前に分かっていれば、買って持っていった思います。
家の中が暗いということもあったので、一部の方はヘルメットに付けるヘッドライトを持っておられました。
リュック、ウエストポーチに、それぞれ、100均買える程度のカラビナを付けていきました。
ちょっとした時に、マスクなどを引っ掛けられるので重宝しました。
全体的に、今回の持ち物で後悔はありませんでした。
【感想】
災害ボランティアは、現地で活動することが、主たる目的なので、準備にお金や時間をかけ過ぎないようにしたいと思っていました。
それで、なるべく、家にあるものでそろえること意識しました。
そんな中でも、ワークマンで買ったものは、全て現地で十分に活用できました。
特別な道具などを持っていなくても、災害ボランティアは、参加可能だと身をもって体験しました。