喪服
私の母は来年2月で88歳。米寿である。父とは同学年であったが、父は69歳にて死去。20年近くを独りで暮らしてきた。近くにというか車で30分くらいはかかるので、決して近くもないが、妹夫婦が住んでいる。いざという時は妹頼りだが、私もちょくちょく電話はしている。
流石に老けて、頭はしっかりしているが、動作は緩慢になってきた。本人はこのままこの家でずっと一人暮らしをするつもりのようだ。施設などには全く関心がない。また元気なので、今のところ心配はなさそうだ。
母の親戚筋も皆元気で暮らしている。母の母、つまり私の祖母が相当長生きしているので、その遺伝子によるものかもしれない。
父の家系はあまり長生きではない。だがそちらの親戚もいまだ皆元気でお迎えはきそうにない。
人生100年時代。昔と比べれば、本当にみんな長生きになった。ひところは結構葬式に出席していた頃があったが、ここ数年は全くない。
おかげで喪服のズボンのウエストが気になって、たまに着てチェックしている。あと1㎏減ってくれたら、何の心配もなく着れるのだがなあ、と結局そこへ話は行き着くわけだ。
前回ダイエットの話を書いて以来体重に全く変化がない。スクワットを日に何度も50回ずつ、気が付いたらするようにしているのだが、減らない。
ジムにはいかなくなった。だんだん面倒臭くなってきた。散歩も最近はしない。それじゃあ体重が変わらないだけマシよ、と思われるかもしれないが、全くその通りである。
最近だらけてしまっている。おまけに食欲の秋である。夕食抜かしても間食をついつい食べてしまう。困ったものである。
葬式が無いのなら、無いで皆さん元気で長生きしてください。喪服のサイズの心配をしなくて済むから。
でも人の人生ってわからないものですからねえ。昨日まで元気でも明日どうなるかわからないからねえ。そういうわけで、喪服のチェックを怠らない私なのでした。