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白と黒

何事にも物事には順序があって
起因、経緯、結果(事象)がある。
誰の目から見ても変わらないこと。
誰かの目でみるから変わること。

誰かの目で見れば、それは白。
で、他の誰かの目で見るとそれは黒。
なぜ見る人によって変わるのかって?
それはその人の、持ち合わせた感性。
生まれ持った感覚、固定観念、育った環境
さまざまなことで解釈が変化するから。

共通の概念をつくったとて、同じである。
既成概念、時代が違えば、人種が異なれば
同じ日本人だとしても、脳の回路が違えば
戦争に反対する人もいれば賛成する人もいる。
人を害めることをなんとも思わない人も。

喧嘩両成敗。
白黒ハッキリすることも時には大事。
けれども、どちらが正しいか間違いかなんて
誰にもわからない。ケンカも悪いことではない。
互いの意見の相違。討論し合うことに価値がある。
殴り合いには、価値があるかわからないが。
少なくとも人を殴れば殴った方も痛いし
殴られた方はもっと痛い。

痛みを、傷みと感じ。人を殴ったら
人に殴られたら、こうなるんだな、と。
学習し、人を殴らない、殴られないよう
回避研鑽するかも知れない。味を占め
もっと人を殴りたいと思う人も…
居るやも知れないが。

人は、痛みを知って強くなる。
人は傷つく事で誰かに優しくもなれるし
他者の優しさに気付くことが出来る。
これは間違いなく言えること。

誰かの傷は、いつか誰かの支えに。
誰かの支えはその人の過去の傷みかも知れず。
経験した者にしかわからない痛みを
その時、共有共感し、ひいてはその人の
過去の傷みを昇華し得るのかも?

白黒つけず、心に余裕を持ち。
起こった出来事には、そんなこともある。
ずっと続くわけではない。ま、いいか。
と、流すことも覚え、グレーゾーンを
グレーでもいいか、と楽しむことも
時には必要かな、と。

気楽にいこう

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