3分でわかる‼️『タナゴ』
昨日は海のタナゴだったので今日は川のタナゴ。
ウミタナゴとは全く別の種なのに名前はタナゴ。血の繋がりはないのにどちらも変わった産卵をしますね。
日淡(日本淡水魚)好きの人は誰もが1度はとおるタナゴ道^_^
タナゴ
コイ目 コイ科 タナゴ属
分布
関東以北の太平洋側
産卵行動
タナゴの仲間はイシガイ科の二枚貝に産みつけます。
シジミなどのシジミガイ科の二枚貝は産卵対象になりません。ここに注意が必要です❗️
メスは貝の『出水管』に産卵管を挿入し、オスは『入水管』に放精します。
入水管は貝が水を取りこみ、出水管は出すところです。
すると精子が貝の内部を水と共に流れ込み出水管にある卵と受精するのです😊
貝に産卵することは知っていてもこの流れはあまり知られてないのでは??
タナゴが一方的に頼っているようにも見えますがイシガイ科の二枚貝にもメリットがあります。
イシガイ科の二枚貝は幼生状態の自分の子どもを魚に寄生させて生息域を拡大します。そのときに貝は素早く動けませんから魚によってきてもらう必要があります。
タナゴは絶好の寄生先となるのです。しかもそれだけで終わりません。
タナゴの仔魚を出水管から放出するとそれを捕食しようとヨシノボリ などの魚もきます。
そういった魚にも寄生させるのです‼
なんとしたたかな貝でしょうか・・・
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