システム部門に「ITビジネスの原理」を理解してほしかった話
" #システム部門 の #リテラシー って、ITの「原理」を理解してるかどうかである"
というのが良く分かる経験をしました。
社内システムにどうも不具合があります。再三にわたりシステム部門に掛け合っていましたが、らちがあきません。再現性がある不具合なのですが、システム部門からは「"私は"経験したことがない」との回答しか、もらえません。
職場で"同じフロアの約100人に対して情報をシェアする"という業務を担当していたので、この100人に「こういう経験がないですか?」と聞いてみることにしました。
そうすると、うち14人から「同じ経験あります!」との回答。そのシステムのヘビーユーザーは全体の1/3位なので、結構な確率。私だけじゃなかった、と分かりました。
このファクトをシステム部門にフィードバックしましたが、まだ何かウダウダ言ってる。仕方がないので「 #ITビジネスの原理 という本を読んでおいて下さい」と言っておきました。
このエピソードから学んだことは、まず、14人もの人が同じ違和感を感じていた、という潜在ニーズを発見出来たことです。意外に、皆んな違和感があっても表明しないようです。
また「 #集合知 ってスゴイ」ということも発見でした。不具合がある、という情報だけでなく、それへの対処法に関する情報も集まって来ます。100人のネットワークに聞くと知恵が集まる。システム部門のn=1の経験とは違います。
尾原和啓著「ITビジネスの原理」には、不特定多数と不特定多数をつなげるのがITシステムの特徴、とあります。うちのシステム部門は、システムのツールに関する知識がありながら、この原理が理解できていないので、ツールの力を使えていない。ツールがあるのにコミュニティ作りをサボっているから情報が集まらず、現状把握も解決策も打ち出せません。
「目覚めよ、システム部門!」と #Yammer に投稿しておきましたが、見てくれたかな?
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