拝啓　お母さん２

お久しぶりの手紙ですね。
お母さんが旅立って、約３年と２ヶ月が過ぎました。
今年も花粉が舞っています。そちらはどうでしょうか？

何でこんなに久々に手紙を書いたかというと、寂しさと後悔からです。
私は親不孝者です。
お母さんが生きている間に伝えたかったことがあります。

障害があっても、色々嫌なことを体験してきたけれど、今私は笑えるときがあり、最高の夫と友人がいます。
「だから、私は幸せだよ。生んでくれてありがとう」
生きている内に、言いたかったのですが恥ずかしくて言えませんでした。

【私が幸せでいることが親孝行】だと思っています。
苦しくて辛くて、そのたった一言が言えませんでした。

今伝えようとしても、ギュッとすることもできないですよね。
私はお母さんの優しさに甘えていただけなんです。
伝えたこと、聴きたいこと、教えてほしいことたくさんあります。

またいつか出あえた時、満面の笑みで【私は幸せだよ】と、伝えたいです。
お母さんに負けないくらい、元気で明るい笑顔で。

お母さんにできない分、娘にたくさんの感謝を伝えていけるようにします。
そして、お母さんが私たちを愛してくれたぶん、私は娘に分け与えたいと思います。

お母さん
私今飛び切りに幸せだよ。だから心配しないでね。
　
お母さんは私の自慢の母親です。


拝啓お母さん｜ゆうき (note.com)