疲れたって誰かに言える?
ドラマの台詞にハッとさせられたシリーズ。
今回はTBS系で火曜22時枠で放送中の『ファイトソング』第3話から、児童養護施設の園長 直美(稲森いずみ演)のセリフ。
直美「あ~疲れた疲れた疲れた疲れた疲れた、そして疲れたand疲れたっ」
慎吾「どんだけ疲れてんすか」
智也「お疲れ様」
直美「うん、ありがと。まっ、言いたいの。疲れたって誰かに。いいもんだ、誰かに言えるってのは」
こんな風に誰かに疲れたと言ったのはいつが最後だろう?そもそも大人になってから「疲れた」なんて口に出して言ったことがあっただろうか…考えてみると「疲れた」を言いにくい環境だったかもしれない。
会社では先輩や上司の前で「疲れた」なんて言えない。家の中でも自分より疲れた人がいる前で「疲れた」なんて言えない。一人暮らしするようになってからは言う相手もいない。コロナ前は同期と食事する機会に言っていたような気もするが、最近は全くない。
「疲れた」を言う権利は誰にだってあるはず。「眠い」「寒い」「お腹空いた」と同じただの感覚を表現する言葉だ。でもどうして「疲れた」はこんなに言いにくいんだろう。周りを気にしすぎなんだろうか。自分の弱さを認める感じがするんだろうか。あぁ、素直に己の弱さを受け入れて、表現して、他人に助けを求められるような人間になりたい。
そして、私も誰かに「疲れた」を言わせてあげられる人間になりたい。
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