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2020年冬~2021年前半 掲載していただいた短歌まとめ

こんにちは。奥山いずみです。

普段、短歌を作っているのですが、うれしいことにときおり歌壇などに掲載いただくことがあります。

掲載していただくと、小躍りしたくなるくらいうれしくなるし、励みになります。

そこで自分を鼓舞&記録のためにこの場をお借りして、自作短歌で掲載いただいたものをまとめたいと思います😌


2020年冬 掲載していただいた短歌

聞こえますか 祈りのやうにたしかめてあなたの方から雨がきこえる
(NHK短歌 寺井龍哉さん選 題「~ですか・ますか」佳作)

かすかなる音ではじまる雨だつた 常にあなたは遠くのひとで
(東京歌壇 東直子さん選 2020年11月15日 掲載)

親鳥が来さうなまるきくぼみして朝のまくらは揺籃(えうらん)のごと
(NHK短歌 小島なおさん選 題「布団・枕」佳作)

※2021年1月まで、旧かなで歌を詠んでいました。2021年になると、掲載短歌はほぼ現代かなづかいになります。


2021年1~6月 掲載していただいた短歌

遠洋にながされてゆく髪留めをみてゐた我の少女のすべて
(東京歌壇 東直子さん選 2021年1月17日 掲載)

うつむきて本に栞をはさむとき線路の先にありしふるさと
(東京歌壇 東直子さん選 2021年1月24日 掲載)

なつかしいほどでもなかった同窓会カチューシャうばったやつは来てない
(NHK短歌 寺井龍哉さん選 題「奪」佳作)

忘れものを思い出せないこんなにも卵を茹でてばかりの日々で
(東京歌壇 東直子さん選 2021年2月14日 掲載)

だらだらと続いてばかりの坂道で話し声「やるしかなかったんだ」
(東京歌壇 東直子さん選 2021年3月14日 掲載)

息継ぎのように見にゆくわたくしが白い花だと信じるものを
(東京歌壇 東直子さん選 2021年4月18日 掲載)

でぶっちょのねこの写真を送りたい送りたい送りたい だれかに
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 2021年5月10日 掲載)

でもいいと言ったの きみの背に一枚黄色の鱗があったとしても
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 2021年5月17日 掲載)

書き出しは「雨の日だった。」ああ、そうか、わたしはここを出ていかなくちゃ
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 2021年5月31日 掲載)

深爪をしたゆびさきを撫でられて〈永遠〉は夢をかぞえる単位
(東京歌壇 東直子さん選 2021年6月6日 掲載)

ピアニシモ そっと秘密を告げるときほどけてゆけり蒲公英の花
(東京歌壇 佐佐木幸綱さん選 2021年6月13日 掲載)

シナモンの香りをたしかめ合うような近さまでゆるさないでわたしを
(毎日歌壇 加藤治郎さん選 2021年6月28日 掲載)


以上……。

2021年は新聞歌壇掲載が多いですが、これは、2020年10月くらいから新聞歌壇に投稿をシフトしたからです。

ところで、短歌づくりって皆さん、どういうスタイルでやってるんだろう……。

わたしは紙:デジタルの比率が2:8くらいです。案外デジタルの方が進みます✍

短歌関係の記事もnoteに書いていきたいな。

またどうぞ、よろしくお願いします(´ω`)



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