早稲田大学を卒業して新卒入社した会社を半年で辞めた人の話#1就活を始めるまで
さて、まずはなぜ半年で辞めるような会社に入ってしまったのかをおさらいすることにする。今回はそもそもの就活を始めるまでを振り返る。
1.入学当初のキャリア志向
もともとは公務員志望だった
大学受験で無事に第一希望の早稲田大学へ現役合格することができた投稿者は、入学当初は公務員を目指していた。それも国家総合職(いわゆるキャリア官僚)である。当時は大学受験に成功して自己肯定感MAXの時期。2年生くらいから勉強を始めれば、自分でもなんとか可能性はあるかも、くらいのことを思っていたのである。
実際には入学後に周囲の友人たちのあまりのレベルの高さに圧倒され、国家総合職はすぐ諦める。
それでも国家一般職や地方上級職になんとなく憧れを持ちながら、3年生時に「公務員のOBOGがたくさんいるゼミ」に無事に入ることなる。
公務員を目指してた理由
公務員を目指してた理由だが、投稿主の地元は田舎なので公務員=エリートイメージがこびりついていたのと、就活戦争に参戦したくないという思いからだった。もちろん後者のほうが理由として強い。
2.公務員志望から一転、民間就職へ
公務員志望を辞める
ところが一転。大学3年時の就活解禁とともに(当時は3年の12月解禁)就活戦争に参戦することとなる。公務員を目指すのを辞めたのだ。
その理由は
・受験勉強のプレッシャーで消耗していくゼミの先輩たちの姿を目の当たりにした
・ その一方で早々に内定を獲得して残りの大学生活を謳歌する民間就職組の先輩たちが眩しく見えた
・そしてあれだけ消耗しながら勉学に励んた先輩たちも普通に公務員試験に落ちる人がいた
・ しかも公務員試験落ちるとその後がわりとハードモードに見えた
という数々の現状を目撃したことだ。
民間就活戦線に参戦へ
先輩たちの厳しい現状を目の当たりにした投稿者は結局「早々に内定を勝ち取ってさっさと就活戦線から離脱しよう!」という怠惰極まりない理由で就活戦線に参加を決めたのである。
3.いよいよ就活開始
化粧品業界を軸に就活スタート
以上お粗末な理由により就活戦線に参加することになった投稿者だが、
「せっかく民間企業に就職するなら好きなことを仕事にしたい」
ということで、多くの女子学生が憧れるであろう化粧品業界就職を目指して就活を始める。一応業界誌や新聞を買い漁り、真面目に業界研究や企業研究なんかもして真面目に取り組んでいた。大手企業や有名ブランドだけでなく、中小メーカーや卸売業者、化粧品業界が関わる物流系まで幅広く会社説明会やらインターンやらにも真面目に参加した。
ところが結果として、投稿主は化粧品業界の企業の入社試験を一社も受けることはなかった。
セミナーきっかけにベンチャー企業にハマる
化粧品業界を目指していた投稿主だが、とはいえ幅広く色んな就活セミナーやイベントに参加していた。
そんな中である時、ベンチャー企業がメインの就活セミナーに参加することになる。
そこで、勢いのあるベンチャー企業の雰囲気に圧倒され「なんかベンチャーっていいかも!」と思うようになる。
そこからなんだかベンチャー企業に非常に魅力を感じて、ベンチャー企業の説明会やセミナーに積極的に参加するようになる。
さらに、ベンチャー企業というのはどこも選考開始が早い!大手企業の選考が始まってもいないうちに内定をだしたりする。
会社説明会に行ったら何やらそのままグループディスカッションが始まり、実はそれが選考を兼ねていて通過した人に二次面接の案内がいつの間にか来ていた、なんてことはざらにある。
これは、早々に就活戦線を離脱したかった投稿者にはめちゃくちゃ魅力的なことだった。
というわけで、なんだか気がついたら色んなベンチャー企業の入社試験に参加していたのである。
そして、その中のある企業とご縁があり、内定をいただくことになるのだが、思えばここがレールを外れた最初の起点だった。
〈つづく〉