正しくない世界でしらける人々
10月もすごい勢いで過ぎていくなあと思いつつ、お片付けしたり仕事したりしている。
昨日は白饅頭こと御田寺圭さんと、山内雁琳さんの対談を聞いていたのだ。
論壇チャンネル「ことのは」は有料だが優良なコンテンツを多数そろえているので私は創設以来ずっと課金している。
そして昨日も有料ならではの貴重なお話が聞けたのである。
話のとっかかりは政治的正しさへのバックラッシュだが、この二人がそんな単純な話で終わるわけではない。
多様性への耐え難さはWokeと呼ばれる陣営も、極右と称される陣営も持ち合わせている。ただよりリベラルな価値観をもっているのは後者であり、前者はIliberal Leftと揶揄されることもあるのだ。
いずれの陣営も多様性なんかではなく、善いものと悪いものが明瞭だった過去への懐古に駆動されている。そうした勧善懲悪への渇望を助長しているのは、いうまでもなくSNSだ。
そしてここからが重要なのだが、左右のどちらにもノレない人々がいる。かわいそうランキングの低い人達、この世の中は全然フェアじゃないと思い知らされた人達などなど。
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