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卓球全日本選手権みてた

こないだから天皇杯皇后杯全日本卓球選手権が大阪のインテックアリーナ大阪で開催されている。今日は男女シングルスの準々決勝がBSNHKで放送されていたのでちょっとだけ観てた。

感想を少し書いて、明日の見どころなどを紹介していきたい。

女子

放送されていたのは、世界ランク3位伊藤美誠と成長著しい同56位長崎美柚の対決だけど、伊藤が危なげなく勝利。過去2年以上中国人選手と互角に渡り合ってきた伊藤につけいる隙はないのであった。手の内を出し切ることなくゲームカウント4-0で勝利。

同時刻に行われたディフェンディングチャンピオン早田ひな(世界ランク29位)と佐藤瞳(同17位)の対決は4-1だったようだ。さっきダイジェストを観た。佐藤は世界最強カットマンであり、世界ランクも早田より上なのだけど、昨年同様に早田のドライブ猛爆を受けて撃沈していた。

というわけで明日は伊藤と早田の同級生対決となった。昨年も準決勝で激突した二人だが、早田が勝利しそのまま悲願の初優勝となった。解説の福原愛さんも明日のこの対戦が事実上の決勝戦になるであろうとおっしゃっていた。

伊藤美誠は言わずと知れた日本のエースであり冗談抜きで東京オリンピックでは金メダルが期待されている。バック面は表ソフトラバーで変化と速攻が持ち味である。最近はパワフルなフォアハンドドライブも身につけており穴がない。

一方の早田は長い手足を生かした強烈なドライブが身上だ。怪我などもあって、同級生の伊藤や平野美宇の影に隠れていた感があるが、昨年ついに全日本優勝を成し遂げた。
世界ランクは日本人の中では6番目でしかない早田にみなが期待するのはやはりその豪腕ゆえであろう。少々ミスってもいいからフルスイングでいくのが魅力である。もう少し安定性を追求することもできるだろうが、それでは日本人には勝てても中国人には勝てないのだ。

ちなみにダブルスの名手でもあり、伊藤美誠や張本智和とのペアで結果を残している。さらにどうでもいいことだがけっこうスタイル良いです。

明日の準決勝では、伊藤といえど早田に先手を取られてフルスイングされては堪らないので前後に揺さぶってから速攻を仕掛けるだろう。早田も自分の展開にもっていきたい。伊藤は穴はないと書いたが、相対的に弱いのはバックサイドへのロングサーブのレシーブである。バックハンドが表ソフトラバーであるために強いレシーブがしづらいからだ。中国人選手は徹底的に伊藤のバックサイドにロングサーブを出してくる。早田もきっとそうするだろう。これをどう伊藤がさばいていくかが見どころである。

こちらが卓球レポート編集部による昨年の準決勝の動画になります。この高さで観るとめちゃくちゃ速さが伝わってきますな。


こちらはNHKで放送されたもの。元日本代表藤井寛子さんの解説がいいです。


もう片方の準決勝はおそらく石川佳純(世界ランク9位)が上がってくるだろう。一昨年オリンピック代表選考で平野美宇とデッドヒートを繰り広げた疲れからか、昨年の全日本決勝では、伊藤を破って勢いに乗る早田に飲み込まれてしまった。今年こそはという想いであろう。

しかしこちらの準決勝は木原美悠が相手か。世界ランクまだ49位だけどイケイケの17歳なので石川といえど手こずるかも、なんせ世界ランク11位の平野美宇を破って勝ち上がっているのである。

男子

オリンピック日本代表に内定している丹羽孝希(世界ランク17位)の準決勝の試合を観ていた。相手の選手は初めて見たけど強かった。丹羽がバックサイドにつないだボールをバックハンドで強打するという作戦がハマったようだ。

丹羽は意外性のあるプレーでファンも多く、私も大好きな選手の一人なのだが、負ける時はわりと淡白な負け方するんだよね。。。

ちなみに世界ランク5位の張本智和、ディフェンディングチャンピオンの宇田幸矢(世界ランク35位)もすでに敗退している。誰が残ってるんやというくらいビッグネームが負けてる。ちなみにキング水谷隼は出場していない。

宇田のブロックから上がってきた森薗政崇、丹羽に勝った田中佑太、張本と吉村真晴に勝った及川瑞基が残ってるんだな。


まとめ

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