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#865 人事論19|人事という仕事の「やりがい」を考える

本日の人事論、もうネタも尽きつつあるので視点をちょっとチェンジしまして、人事と言う仕事のやりがいを考えてみました。

下記のサイト「日本の人事部」を参考にさせていただきながら、かなり自分の解釈も入れたりしているので、その点をご認識頂いたうえで見ていただければ!


人事職のやりがいに関して

まず、日本の人事部の記事について紹介しましょう。

人事職を担当している方々に「これから社会に出る若者に今の仕事をどの程度勧めたいと思うか」という質問に対して、下記のような結果となりました。

ヒアリング対象が人事担当ではあるものの、10点満点で6.66点の方々が「人事」職をオススメしたというのは、人事担当の2/3が自分の業務を誇りに思っていることが分かりますね。
そして、人事担当は職業柄、社内の多くの別部署を見ているにも関わらず、自部門を一番良いと判断したのは、隣の芝生よりも自分の家の芝生の方が青く映っているのでしょう。


そして続いては、人事の仕事にやりがいについてアンケートを取ってみると、以下のような回答結果となりました。

上位のベスト3を見てみましょう。

1位|「会社や事業の成長に貢献できる」76.6%
2位|「従業員の成長をサポートできる」75.9%
3位|「新しいことにチャレンジできる」55.2%

1位と2位は他社貢献であり、どちらかというと成長支援をすることにやりがいを感じるケースですね。
優れた人材の採用だけでなく社員の能力開発やキャリアパスの設計が重要で、具体的には「社員が研修を経て昇進した」「適切な配置転換によってパフォーマンスが向上した」などが本人からも、その上司からもあった際には、人事冥利に尽きる内容ですね。

3位の新しいチャレンジに関しては、人事業務の領域が広いため、色々な経験ができるのが理由ですね。
会社によりますが、採用からも人事担当が行う企業もありますし、社員教育、評価制度作成、人事企画、労務管理etc…と業務内容は多岐に渡りますし、多くの候補者や社員の相談対応など、人と接する機会も多いので、その分チャレンジングとも言えるでしょう。


私が思う人事職のやりがい

ここからは私の主観です!


1. 楽しい

人事の仕事は、基本的には主語が「社員」になります。
なので、社員のスキルアップや、社員のストレス解消など、そう言った内容が業務となりますが、これを億劫に感じたりする人は人事職に向いていないでしょう。
「楽しい」というのも若干語弊があるかも知れませんが、ストレスを抱えている社員と対話して、その社員が少しでも元気になったり、前を向いてくれることで、自分も元気になれるような人が向いている気がしますし、そうした点をやりがいに感じる方が良いでしょうね。


2. 「こいつも成長したのう…」と思える

かなり手を焼いた教え子が成長し、立派になっているのを見ると親鳥の心境で嬉しくなったりします。これも人事担当のやりがいですね。
上司とかは配置転換などでちょくちょく変わったりするのですが、人事担当は常に親ではないけどお兄さん、お姉さんとして成長支援を星明子のように見守れるポジションなので、そうした際には「こいつも成長したのう・・・」と感じる事ができます。


3. 「この会社の成長したのう…」と思える

この辺もやりがいに感じられる点ですね。
もちろん3年~5年位は必要ですが、前述の通りにダメだった教え子の成長が何通りもあり、全体の底上げができていれば、恐らく従業員規模や売り上げも拡大しており、「この会社の成長したのう・・・」という感傷に浸る事が可能となります。
これも人事冥利に尽きる業務ですね。


4. マネジメント力は絶対つく

これは断言しても良いでしょう。
全社員のマネジメントをするようなものなので、間違いなくマネジメント力、人間力は向上します。
この辺もやりがいですね。


まとめ

人事の仕事は単なる事務処理ではなく、「人」に関わる幅広い活動を通じて組織と社員の成長を促進する役割を担っています。
人には感情があるので、杓子定規に行かず難しい点も多々ありますが、人の変化や組織の成長を実感できるため、結果が見えやすく達成感を感じやすい仕事でもありますね。

未経験で興味がある方は下記を参考に、チャレンジしてみてください!


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