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#890 採用論31|採用担当を喜ばせる「直接応募」とは?

採用論ですが、これまでの過去3回で「ダイレクトリクルーティング」「エージェント」「求人媒体」と主要3チャネルを紹介しました。
恐らく中途採用を行うほぼほぼの企業が、割合は違えどこれらを使っているのではないでしょうか。

一番コストが掛かるのがエージェントなので、マネーに余裕がある大手企業はエージェントを多用したり、大量採用が必要な企業は求人媒体を使ったり、その中間の企業がダイレクトリクルーティングを多用したりと、多種多様。
ただ、どの企業も単発ではなく、エージェント+DRとか併用する企業が多いですね。


ちなみにレバテックの調査によると、利用頻度が多い転職チャネルは「求人媒体(27.4%)」「エージェント(23.2%)」「スカウト(16.9%)」の順のようです。参考になりますね!

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000462.000010591.html


業態別でも、傾向としては同じのようで、「媒体」「エージェント」「スカウト」の順のようですね。

その中でTOP3に入れないものの、企業の採用担当が魅力を感じるチャネルが「直接応募」ですね。


直接応募とは?

まず前段ですが、一般的に求職者は情報収集において「企業ホームページ」を84%の人が見ているようですが、まぁ当然でしょう。
故に、どれだけ採用チャネルを活用しても、コーポレートサイト(特に採用ページ)はしっかり整備しておく必要があるんです。

https://one-group.jp/press/210719.html


その上で媒体も経由せず、エージェントも経由せず、企業からのスカウトではなく、あくまで求職者がダイレクトで企業にアプローチを行うコーポレートサイトから応募をもらう直接応募があれば、非常に熱いんです。


直接応募の方法

1. ホームページ経由

コーポレートサイトの採用ページに、大抵「エントリー」という導線があります。
そこからフォームに飛んだり、ATSを活用した簡易的なページ(所謂ジョブディスクリプション)に飛んだりまちまちですが、基本的には対象企業の管轄の範囲からの応募となります。
(ここでGreenに飛ばすとかはあり得ないので・・・)


2.SNS活用

SNSを活用した応募も最近は多いですね。
企業の公式採用アカウントとDMで繋がったり、あとは採用担当がヘッドハンティングしたりするケースもあります。
ツールもXやFacebookから、最近だとLinkedInとかYentaとか色々ありますね。


3. リファラル採用

そして最近は「リファラル採用」も直接応募の中では多く活用されております。友達であったり、知り合いを誘う手法ですね。
詳細は下記にて説明しておりますが、リファラルは安心と実績があるので、多くの企業でも重宝されている採用手法です。


直接応募が喜ばれる理由

ホームページやSNSから直接応募をもらうメリットは、いくつかの点で非常に大きいです。以下に主なメリットを挙げます。


1. コスト削減

一番デカいのはコレです。
転職サイトや求人広告サービスを使う場合、掲載料や成功報酬がかかりますが、直接応募であればそうした費用がかかりませんので、これはかなりデカいです。
この辺の裏事情が分かっている求職者は、あえてコーポレートサイトから直接応募をしてくれますが、こういう人はポイント高いです!
エージェント経由で発生するコストをゼロにできるので、これはポイント高いですね。


2. 応募者の質が高い

ホームページやSNSからの応募者は、対象の企業に対して関心を持ち、自発的に動いたが故の応募となるので、意向が高くてミスマッチが少ないと言われています(エージェントやDRは企業からの連絡スタートなので)
その結果、採用後の定着率が向上することが多いとも言われておりますね。


3.迅速なコミュニケーション

これはエージェント経由以外すべてに該当するんですが、第三者を介在しないのでやり取りがスマートなのは言うまでもないのですが、SNSを使うことで更に応募者とのやり取りがスムーズになったりします。
応募に対する回答や面接調整などが迅速に行えるため、選考プロセスのスピードアップが期待できますね。


まとめ

そんな感じですが、得てして直接応募は企業にとって歓迎されるケースが多いです、が!
そのチャネルを使う方が稀でありますので、直接応募をしたくなる仕掛けは多くあれば良いですね。

最近は賢い企業は「コーポレートサイトから応募いただいた方は入社祝い金進呈」などの企画を使ったりしていますが、これも良い手ですね。
とにかく採用はチャネルは多ければ多いほど求職者とのタッチポイントは増えるので、コーポレートサイトの拡充や、SNSの発信はやっていきたいですね。

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