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#220 採用論⑨|内定承諾に繋がる求職者へのスカウトメール
そんな感じでワールド・ベースボール・クラシック優勝の余韻に浸りながら、本日も採用(SAIYO)について書きましょう、
本日は求職者へのスカウトメールに関してご紹介!
スカウトメールとは?
完全に「売り手市場」の昨今、求人活動は弱肉強食のサバイバル・ゲームとなっております。
つまり極端な話、優秀なキャリアを持つ人は、多くの企業が「欲しい!」と思う人であり、そういう人は就職先を選べて、比較検討することができる有利な時代になりました(もちろんそれまでのキャリアが重要ですが)
そのような状況下において、企業はただ待っているだけでは優秀な求職者に出会えない為、受動的ではなく能動的に、企業から求職者とコンタクトを取る必要があり、その唯一の方法がスカウトメールとなります。
言わば、「うちの会社に興味ありませんか?」とコンタクトを取る手法ですね。
スカウトメールはどのように送るのか?
簡単な流れを説明すると、下記の通りとなります。
順を追って説明しましょう。
1. 募集ポジションのヒアリング
2. 求人記事の作成
3. スカウトメール作成
4. ターゲットの分析・リストアップ
5. スカウトメール送信
1. 募集ポジションのヒアリング
これが一番重要です。
基本的には部門のマネージャーがヒアリング対象ですが、「どう言う人が欲しいか」というペルソナ像を明確化させて、解像度の高い状態で理想の求職者をイメージできるために何度もすり合わせします。
「スキル」「年収」「年齢レンジ」なども重要ですが、「離職率の判定基準」「勤務希望エリア(リモートワークの希望頻度)」などもマネージャーと握っておいた方が後々スムーズです。
言わばマネージャーは「クライアント」となります。クライアントと同じ思想を持てるよう、ここはしっかりと握っておきましょう。
2. 求人記事の作成
求人記事は今まで会社のことを全く知らなかった人に理解してもらえる前提で書きましょう。その上で「シンプルに」「分かりやすく」「明確に」を心がけましょう。
写真などのビジュアルも多く活用した方が良いですが、その際にも上記のルールを徹底して「こういう人がいる」「こう言う雰囲気で働ける」などが明確に分かれば良いですね。
3. スカウトメール作成
そしてここが表題にも繋がる部分ですが、正直にお伝えすると「文面が良い=スカウト返信率が上がる」と言う因果関係はそこまでないと思っています。
もちろん魅力的な文章や訴求は、応募を後押しする要素にはなりますが、恐らく多くの求職者の方は「スカウトメール」→「求人記事」→「コーポレートサイト」などの順で企業を知っていくこととなるので、メールはあくまでも入り口部分のコミュニケーション。
どちらかというと嫌われない、嫌悪感を持たれにくいようなファーストコンタクトが望ましいと思っております。ナンパとかと同じです笑
そして、更に理想を言えば、一緒くたのテンプレートの内容ではなく、対象者ごとに切り分けた文面が理想ですね。
4. ターゲットの分析・リストアップ
そして一番重要なのはここですね。
1〜3がどれだけ正しくても、ここを外すと何も意味を為さなくなりますので、このリストアップと選定は非常に重要です。
上記1の募集ポジションのヒアリングで定義した「経験年数」「希望年収」など定量的な部分は沿った形で抽出できるのですが、重要なのは定性的な部分、つまり数字で表せない「揺らぎ」の部分です。
例えば、我がチームの採用担当のチーちゃんはこの手の判断がよくなって来ており、「良いな」と思った方が、必要な条件に一部満たなかったんです。
それでもそれ以外の経歴やスキルが、その満たない部分を凌駕するメリットと感じ、スカウトを打つと相思相愛で気づけば内定承諾!と言う事例が最近ありました。
その辺は「**だけど**」と言う説得力を持つことと、その思想がマネージャー含む面接担当と同期できている状況が望ましいですね。
5. スカウトメール送信
あとはメールを送るのみですが、この辺は常識の範囲内の時間帯に送ることをお勧めします。
例えば僕のような無駄に細かい人間だと「こんな深夜にスカウト??」とか気になってしまうので、その点は意識できれば良いですね。
スカウトメールのまとめ
以上のような形式で、あまり参考になった内容かは分かりませんが・・・
少なくとも上記のルールを実践し、2023年だけでかなり多くのスカウト反響をいただいており、今年に入ってスカウトからの内定も数件実現しております。
少なくとも去年より成果を出せているのですが、昨年と変更した点は以下の内容となります。
・ 「こう言う人に来て欲しい」と言うペルソナを明確化すること
・うちの会社のことを全く知らない前提でコミュニケーションすること
・ 情報はシンプルに伝えて、詳しくは会って話したいと伝えること
加えて、これは内的な内容ですが、この点も昨年からの変化となります。
・スカウト総数と、結果をデイリーで管理する
・スカウトからの応募をKPIとして目標設定する
これは私の週次のれポーティングのために必要な行為として整理しておりますが、こうした点も反響UPに繋がる、ミエナイチカラ〜INVISIBLE ONE〜があるかも知れませんね。
最後に
採用にコミットしてますが、やはり本当に奥が深くて面白いですね。
ただ、チームとして成果を出せている感じは非常にあるので、引き続き盛り上げていきたいと思います。