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#285 採用論12|"エージェント"、"求人媒体"、"直接応募"・・・採用チャネルの有効活用方法

企業が求職者を採用する上でのチャネル、所謂「採用チャネル」の有効活用方法に関して本日は紹介したいと思います。


採用チャネルにはどのようなものがあるか?

大きく、3つに分類されると思っております。
その中でもタイプが分かれるので、その点も含めて紹介させていただきましょう。


1.エージェント経由

転職エージェント・代理店を介して転職活動をする方法ですね。
求職者は転職をしたいと思っても、正直、転職候補先が多すぎて、選びきれなかったりするんです。
そんな際にエージェントが、忙しい求職者に変わって「業務内容」「勤務地」「エリア」などの条件で、抽出し、求職者に「こんな会社ありまっせ」と紹介するのがエージェントの特徴ですね。
故に、A社への選考を決定したのは最終的には求職者ですが、求職者が選んだわけではないので、エージェント経由の応募は志望動機が一番希薄だったりします。


2.求人媒体経由

これは「リクナビ」「マイナビ」とか、IT系では「Green」とかの求人媒体を見て、求職者が自分で応募をする形式です。
エージェントに調べてもらうより、自分で探したいというスタイルの人が求人媒体経由で応募します(私も求人媒体経由でしか転職したことが無いっス)
やはり求職者が自分の目で見て応募する分、志望動機は高かったりする一方、企業はなかなか求職者に見つけてもらいにくいという点もありますね。


3.直接応募

これはコーポレートサイトなどから直接応募をしていただくパターンですね。
社員からの紹介などもこの直接応募に含まれます。
メリットとしては、エージェントや求人媒体を通さないのでその分のコストをカットできる点でしょうか。

以上が簡単な概要となりますが、続いてはそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介しましょう。


1.エージェント経由の採用におけるメリット・デメリット

メリット

まず、エージェントがしっかりと身元確認をしてくれているので、与信調査が既にできているというのは大きいですね。
その上で、エージェント企業の担当者のスキルにも左右されますが、エージェント企業がその会社にマッチする人とか、活躍する人とかを把握しているので、そんなミスマッチな人が紹介されないという利点もあります。
加えて、マネージャークラスの採用ですと、エージェント採用が利点が多いでしょう。
更には、リーチできないような人々も紹介してくれるのも嬉しいですね。


デメリット

やはりイニシャルコストが発生してしまう点ですね。
制約時のフィーは、年収の30%くらいが相場となりますので、年収800万円の方だと240万円がフィーとしてエージェントに支払う金額となります。
その為、他のチャネルに比べて、小宇宙(コスモ)な金額のコストがかかってしまうのが難点です。

あと、悪質エージェントだと「入社させたもん勝ち」みたいな考え方があるので、能力が低い人を斡旋したり、他にもクソみたいな駆け引きをしてきたりというケースもありますのでご注意を!


2.求人媒体経由の採用におけるメリット・デメリット

メリット

求人媒体も2種類あり、掲載料金が「定額型」か「成功報酬型」に分かれます。
前者の定額型はリクナビなどの求人メディアで、月額定額で*円での掲載となり、何名採用しても定額料金となります。
成功報酬型はGreenなどの求人メディアで、採用ポジションに応じて成功報酬が変動します。
いずれにせよ、エージェント経由よりも安価での採用が可能となります。

また、求人媒体によっては「スカウト」を求職者に送れるのも求人媒体採用のメリットですね。

デメリット

エージェント経由と比べて、求職者の方とのコミュニケーションは難しいです。平気で連絡が取れなかったり、行動の真意が分からなかったりなどがしばしば存在します。


3.直接応募の採用におけるメリット・デメリット

メリット

リファラル採用などであれば、実績が証明できる人の採用となるので、即戦力採用に繋がりやすい利点があります。

更に、コストに関しても「リファラル採用手当」などもありますが、基本的には無料で採用できる点が利点となります。

デメリット

特にありませんが、上記1・2に比べると機会が圧倒的に少ないので、絶えずこちらからコミュニケーションを取り続ける必要があります。


まとめ

どのチャネルにおいてもメリットとデメリットが内包しているので、1つだけではなく複数のチャネルを同時利用するオムニチャネルが有効です。

メインは求人媒体で採用したいという企業様も、エージェントによる採用も直接応募も並行して行うべきですし、ほとんどの企業様がそうされていると思います。

いずれにせよここ数年で市場は大きく変わっているので、「待ち」だけの採用ではうまくいきません。
積極的に「攻め」る採用を実現するのが理想と言えるでしょう。

その上で、各チャネルの有効活用方法、私はこのように定義します。

・エージェント
経験が多いマネージャークラスの採用(年収700万円〜)

・求人媒体
ポテンシャル〜ミドルクラスの採用(年収400〜700万円)

・直接応募
経営メンバークラスの採用(年収1000万〜)もしくは、
ポテンシャル〜マネージャークラスの採用(オールレンジ)

コストこそかかるものの身元がはっきりして、良い人材を提供してくれるエージェントでマネジメント層を、とにかく数にこだわり、フィーも安く多くの人材を獲得できる求人媒体でポテンシャル〜ミドルクラスの採用を、そして直接応募はそのいずれかとしての採用が、有効ではないかと考えます!

是非ご参考に!






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