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アルバム論

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#994 アルバム論72|勝訴ストリップ / 椎名 林檎(2000)

前回のアルバム論にて、椎名林檎のデビューアルバムの「無罪モラトリアム」を紹介しましたが、かなりのPV数を記録し、公開して1週間弱で、歴代の全投稿記事のTOP30に入るくらい見て頂けております。 そもそもこのnoteの人気が無いというのもありますが・・・いずれにせよ、無罪モラトリアムが世代を超えて支持されているアルバムである事が分かりますね。 そんな感じで本日は無罪モラトリアムの勢いがある中リリースされた2ndアルバム「勝訴ストリップ」を紹介しましょう。 勝訴ストリップと

#984 アルバム論71|無罪モラトリアム / 椎名 林檎(1999)

アルバム論、本日から椎名林檎を紹介します。 ガチ勢として真剣に聞いた「無罪モラトリアム」「勝訴ストリップ」「絶頂集」の3作について紹介したいと思っております。 椎名林檎とは?もう説明するまでも無いでしょう。 東芝EMIの秘蔵っ子として1998年に20歳の若さでデビューし、翌年99年にリリースした「ここでキスして。」がスマッシュヒットして全国区となり、「本能」で本格的にブレイクして、若くしてトップアーティストの仲間入りしました。 その独特の言葉遣いやセンス、ビジュアルやファ

#974 アルバム論70|the steady-state theory / HUSKING BEE(2002)

気付けば70枚目まで来たアルバム論、本日は2002年にリリースされたHUSKING BEEの4thアルバム「the steady-state theory」を紹介しましょう。 前作Four Color Problemから2年ぶりにリリースされたアルバムで、今個人的にはハスキンのアルバムの集大成と思っております。 the steady-state theory リリースの前に…このアルバム「the steady-state theory」リリースのジャスト1年前、4曲入りのマ

#964 アルバム論69|FOUR COLOR PROBLEM / HUSKING BEE(2000)

新年一発目のアルバム論は、HUSKING BEEの名盤 of 名盤と呼ばれている「FOUR COLOR PROBREM」について紹介しましょう。 前作PUT ON FRESH PAINTの2年越しにリリースされた作品であり、本作からギターに「どんどん」こと平林一哉が加入し、4人編成になったことで「Four」とこのアルバム名が冠されたのですね。 FOUR COLOR PROBLEM リリースの前に…1999年10月6日にハスキンの2ndシングルになるんですかね? THE SU

#954 アルバム論68|PUT ON FRESH PAINT / HUSKING BEE(1998)

2024年も多くのアルバムを紹介してきましたが、2024年ラストに紹介するのはHUSKING BEEが1998年にリリースした2ndアルバム「PUT ON THE FRESH PAINT」! 1stのGRIPと同じ位、大好きな1枚ですね。 PUT ON FRESH PAINT とは?僕がリアルタイムでHUSKING BEEを聞いたのは1998年の10月位だったんですが、まさにその時期にこの2ndアルバムはリリースされていたんですね。 先行シングルの「A SINGLE WO

#944 アルバム論67|GRIP / HUSKING BEE(1996)

気付けば67回目となったアルバム論、まだまだ語る対象は鬼の様にありますが、本日からハスキンことHUSKING BEEのアルバムを紹介したいと思います。 ハスキンはマジで僕の青春でした。 HUSKING BEEとは?HUSKING BEE(ハスキン)は1994年に結成されたバンドで、BRAHMANやBACK DROP BOMB、SCAFULL KINGとかその辺が同期ですかね。 AIR JAM世代を代表するバンドであり、エモコア(エモーショナル・ハードコア)の始祖として、多く

#934 アルバム論66|GOLDEN YEARS Singles 1996-2001 / THE YELLOW MONKEY(2001)

そんな感じのアルバム論でございますが、 イエモンに関してTRIAD時代のベストを紹介させていただいた所、 actⅠのPV数がエグイことになっており、「これは熱い!」と思って元々書く予定だったactⅡを公開するも、いつもとそう変わらないグルーヴでした笑 そんな感じでイエモンを聞いていて、改めてイエモンはいいバンドだったなと思い返し、彼らのキャリア後編に関しても紹介したいと思い、うってつけの「GOLDEN YEARS Singles 1996-2001」を紹介しましょう。 G

#924 アルバム論65|TRIAD YEARS actⅡ~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY~ / THE YELLOW MONKEY(1997)

前回初回したイエモンのTRIAD時代のベストアルバムTRIAD YEARS actⅠ~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY~に引き続き、今回はTRIAD YEARS actⅡ~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY~を紹介しましょう。 TRIAD YEARS actⅡとは?このタイムラグが若干謎だったんですが、ACTⅠが発売されたのが1996年12月だったのに対し、その5か月後の1997年4月にリリースされました

#914 アルバム論64|TRIAD YEARS actⅠ~THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY~ / THE YELLOW MONKEY(1996)

気付けば結構なアルバムを紹介してきたアルバム論ですが、 本日よりイエモンを紹介したいと思います!押忍! THE YELLOW MONKEYとは?以前にも紹介しましたが、僕がイエモンの存在を知ったのは追憶のマーメイドでした。 その時はなんていい曲なんだろう・・・と思っただけで、アーティスト名も曲名も分からず、それ以上は特になかったのですが、96年にリリースされたJAM。あの曲に衝撃を受けてシングルを購入し、SPARKも買い、そのタイミングでは結構聞いてました。 ただ、どちら

#904 アルバム論63|Ja,Zoo / hide with Spread Beaver(1998)

前々回、前回に引き続きhideのアルバムを紹介します。 今回はhide名義では3枚目、hide with Spread Beaver名義で1枚目、そしてhideのラストアルバムとなったJa,Zooを紹介します。 X JAPAN解散~Spread Beaver結成1997年、中2の頃に僕はハイスタを知り、パンクにのめりこみ始めつつありましたが、それでもX JAPANの解散はやはり少なからずショックでした。 1つの時代が終わる感じがして、何とも言えない寂しい感覚がありました。

#894 アルバム論62|PSYENCE / hide(1996)

前作HIDE YOUR FACEに引き続いて、今回もhide行きましょう。 1996年に発売されたPSYENCE、これはリアルタイムで購入しましたね。 PSYENCE とは?hideの2ndアルバム「PSYENCE」は、PSYCHO(精神病・サイケデリック)」とSCIENCE(科学)を掛け合わせたhideらしい造語のタイトルです。 初回限定盤は蛍光ピンクと黄色と緑のケースがついており、僕は黄緑をセレクトしましたが、周りで持ってたやつみんな黄緑だった記憶ありますね笑 この時

#884 アルバム論61|HIDE YOUR FACE / hide(1994)

そんな感じで気づけば61回目を迎えるアルバム論ですが、本日から3回でhide a.k.a X JAPANの作品に関して紹介していきましょう。 hideとは?最早説明不要でしょう。 1980年代後半から90年代に日本のミュージックシーンに革命を起こし、多くのフォロワーを生み出した伝説のバンド・X JAPAN、このバンドに憧れて音楽に興味を持った人は多いと思います。 そんなXの中でも、派手で、お洒落で、更には解散直前でYOSHIKIもTOSHIも落ち着いていく中で、最後まで赤

#874 アルバム論60|HEART / TOKIO(2014)

アルバム論ですが、ブルーハーツで9作+ハイロウズで9作を連続で紹介してきたので、ヒロト&マーシーの楽曲以外は久しぶりですね! てなわけで本日はTOKIOのベストアルバム「HEART」を紹介しましょう。 TOKIOとは?説明するまでもないでしょう、 ジャニーズ…もとい現STARTO ENTERTAINMENTにおいて、もっとも男女からの支持を集めたグループ、いや「バンド」だったと言えるでしょう。 演奏力もあり、メロディも秀逸で、そして終盤ではメンバー自身が作曲をしており、そし

#864 アルバム論59|flip flop / ↑THE HIGH-LOWS↓(2001~2003)

そんな感じで約2カ月に渡り、ハイロウズのオリジナルアルバム8枚を紹介して参りました。 久々に通して聞きましたが「あの頃聞いても今聞いても最高だな」と思う曲もあれば、「・・・こんな曲あったっけ」と思う曲もあったりでしたが、改めて、ハイロウズと言うバンドを僕は大好きだったという事を実感しましたね。 荒っぽかった1st、楽しそうな2nd、完成度が上がった3rd、最高にカッコよかった4th、肩の力を抜いた5th、冗長だった6th、バラエティ豊かな7th、4人体制の8th、どれを聞い