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【ライフハック】その言葉、あなたは間違って使っている
言葉には本来の意味とは違う意味で使われているものが、いくつかあります。
こうした言葉を使うと、相手によってはあなたが意図して使った意味とは違う意味にとらえられる可能性がありますので、注意が必要です。
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
この記事ではそうした本来の意味と違う意味で使われることのある言葉を5つ共有します。
役不足
「役不足」の本来の意味は、「本人の力量に対し、役目が軽いこと」「自分に割り当てられた役に不満を持つこと」です。
なので、「私では役不足です」というように、「本人の力量に対して、役目が重い」というような使い方は誤用ということになります。
あなたが「私にはこの仕事は役不足です」ということは、あなたは「こんな仕事じゃ納得いかない」と不満を述べていることになるのです。
他山の石
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「他山の石」とは、「他人のつまらない行動や自分とは関係がないものごとも、自分の行動の参考になる」ということです。
参考にするのは他人の「つまらない行動」なので、他人の「良い行動」から学ぶような使い方は誤用になります。
反面教師とするような場合にのみ、使うのが正しい使い方になります。
あなたが、謙虚に相手から学ばれてもらおうという気持ちで、「他山の石とさせていただきます」と言ったとします。
それは相手に「あなたと同じ失敗をしないように気を付けます」と伝わってしまいますので、注意しましょう。
おもむろに
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「おもむろに」とは、「落ち着いて始める、緩やかに」という意味が本来の意味が正しい意味です。
挙動がゆったりとしているさま、急がずにゆっくりと動き始める様子を表します。
なので、「急に」とか「いきなり・不意に」という意味で使うのは誤用になります。
「脇道から自転車がおもむろに飛び出してきた」というと、自転車がゆっくりと表れたという意味になります。
琴線に触れる
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「琴線に触れる」は、「深く感銘を受け、感動した様子」を伝える言葉です。
琴線(琴に張られた弦)が震えて美しい音を出すように、自分の心の中の琴線が震えるほど感動した、ということです。
なので、誰かの怒りを買ってしまう、怒らせてしまう、という意味で「琴線に触れる」と使うのは、誤用になります。
この場合は、「逆鱗に触れる」とか「癪(しやく)に障る(さわる)」という言葉を使いましょう。
奇特
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「奇特」は、「行いや心がけが優れている、褒めるに値するさま」ということです。
つまり、他の人よりも心がけや言動が立派な場合に使います。
「珍しい」というニュアンスはありますが、「変」とか「奇妙」な意味はありません。
そのため、「変な人」「奇妙な人」という意味で使ってしまうと間違いになります。
ですが、「奇」という感じを使っているせいか、誤用が多いです。
そのため、本来の誉め言葉の意味で使う場合も、相手に誤って伝わらないよう配慮が必要です。
まとめ
言葉にはそれぞれ独自の歴史と意味があり、時代と共に変化することもあります。
この記事で紹介した言葉も、その本来の意味や背景を理解すると、どのような誤用や誤解が起こりやすいかを知っておくと、より適切なコミュニケーションが可能になります。
また、相手が使ったときには、文脈に注意して、どのような意図で使っているのかを判断する必要があるかもしれませんね。
この記事がタメになった、面白かったと思われる方は、ぜひ「スキ」を押していただくと嬉しいです。
以上、Boschでした。