【シニア投資】なぜあなたは投資を始められないのか
2024年1月にNISA(少額投資非課税制度)が使いやすく制度変更されましたね。
あなたは投資を始めていますか。
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
NISA制度の変更や最近の市場の好調などにより、最近、投資を始める人が増えています。
しかし、投資に興味はあっても、なかなか投資に踏み出せない人もいます。
この記事では、投資に興味はあっても、なかなか始められない人の心理を認知バイアスという人間の心理的傾向をもとに共有します。
損失回避バイアス
人はもともと損失を回避することを過剰に嫌い、恐怖を感じる傾向があり、これを「損失回避バイアス」といいます。
投資は不確実性というリスク伴います。
長期では、多くの場合利益が増えていき、元本割れする可能性が低い投資対象もありますが、それでも一時的には大きな損を抱える可能性はゼロではありません。
そのため、将来に期待できる大きな利益よりも、短期的な少額の損失を抱えることを怖れ、投資を避けてしまうのです。
現在バイアス
人は、現在の利益や楽しみを過度に重視し、将来の利益のために行動しづらい傾向があります。
これが、「現在バイアス」です。
投資は将来の利益を求める行為であり、長期的な視点が必要です。
しかし、目の前の小さな利益ばかりを追ってしまう人はなかなか投資を始められないことになります。
確証バイアス
人は自分にとって都合のいい情報ばかりを無意識に集めてしまい、反対の情報を集めなかったり、無視したりすることがあります。
これが、「確証バイアス」です。
「投資はギャンブルだ」というような投資に対する偏見や投資の失敗談にのみ過剰に注目し、投資に対して前向きな見方をしないのです。
現状維持バイアス
「現状維持バイアス」とは、現状を変えることを嫌い、変化を避けようとする心理現象です。
現状のまま変化しないことにもリスクはあるのですが、新しい行動や習慣のに頑なに抵抗し、変化することのリスクと失敗して後悔することを怖れて、投資という新たな行動に踏みだせないのです。
同調バイアス
人は周りの他人と違うことをすることを恐れ、他者の行動に従いがちです。
「同調バイアス」というこの傾向により、自分の周りの人がが投資を行っていない、または投資していることを知らない状況では、投資に踏み込むができず、投資に関心すら持たないことがあります。
まとめ
投資を始める人が増えていますが、投資に興味があっても、なかなか踏み出せない人もいます。
投資をためらう理由は、損失回避バイアス、現在バイアス、確証バイアス、現状維持バイアス、同調バイアスなどの心理的要因が影響しています。
しかし、投資は将来の資産状況を改善するための有効な手段です。
投資に関する知識を身につけ、リスクを理解し、目標を設定することで、投資を始める準備を整えることができます。
少額から始めることでリスクを最小限に抑え、着実に資産形成を進めていきましょう。
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以上、Boschでした。