見出し画像

【生産性向上】あなたの仕事が計画倒れになる理由

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

あなたは仕事で自分が作った計画通りに終わらなかった経験はありませんか。
誰でも一度ぐらいは、心当たりがあるのではないでしょうか。

この記事では、自分の仕事が計画通りに終わらない理由の一つである計画錯誤について共有します。

※本記事は『【生産性向上】なぜあなたは計画通りに仕事が終わらないのか-計画錯誤の罠-(2022年9月1日公開)』を再編集しました。


仕事が終わらない理由

あなたの仕事が計画通りに終わらない理由は「計画錯誤」という多くの人が陥りやすい心理傾向のせいです。

計画錯誤とは

作業やタスクにかかる時間を実際よりも短く見積もりすぎる心理傾向のことです。

プランニングの誤謬」ともいわれます。

計画錯誤になると「時間」に関してだけではなく、「コスト」「リスク」「利益」にいても甘く見積もってしまいます。

しかも、「錯誤」ですから、意図的に甘く見積もっているのではなく、無意識に「間違っている」ということなのです。

これは、過去に「計画通りにならなかった経験」があったとしても起きるので、非常にやっかいな心理です。

計画錯誤の原因

計画錯誤の主な原因は「楽観バイアス」「自信過剰バイアス」「過去の失敗を参考にしない」です。

楽観バイアス

成功のシナリオだけを想定して、失敗やミス、トラブルの可能性を考えようとしない心理傾向のことです。

そもそも人は楽観的な生き物であるといわれます。

「なんとかなる」と楽観的に考えて、コストや利益、リスクを合理的に検討せずに非現実な計画を作成してしまうのです。

自信過剰バイアス

自分の能力や判断などに対して、明確な根拠がないのに過剰な自信を持つことです。

自分は他の人よりも上である、平均以上であると考えてしまう心理です。

自分の能力を過大に評価しているため、無謀な計画を立てて、途中で計画の遅れに気付いても、「自分ががんばればなんとかなる」と対策を打たずに失敗にまい進してしまいます。

過去の失敗を参考にしない

計画錯誤は計画の失敗ですから、その失敗を反省し、次回の計画に生かせば、錯誤することもなくなるはずです。

計画錯誤を繰り返す人は、過去の失敗を反省せずに同じ失敗を繰り返す傾向があります。

過去に自信満々で楽観的にたてた計画がうまくいかなかったのに、また同じように計画するのです。

計画錯誤の予防策

過去の実績を参考にする

根拠のない予想や見込みではなく、自分が過去に行った仕事の実績を参考にして計画することです。

リスクを想定し、バッファを設ける

計画についての楽観的な考えや自分自身への自信があったとしても、冷静に将来起こりうる外部内部の要因によるトラブルやミスを想定した計画を作成することです。

タスクの期間を長めにしたり、計画に適度なバッファ期間を入れるべきなのです。

人の意見も取り入れる

自分の記憶や経験だけでなく、記録や他者の経験など、入手可能な過去の情報を活用することです。

社内で同様な仕事計画の情報を入手したり、有識者にアドバイスを求めるのは、そう難しいことではありません。

まとめ

仕事が計画通りに終わらないのは「計画錯誤」という作業やタスクにかかる時間を実際よりも短く見積もりすぎる心理傾向が原因です。
計画錯誤の主な原因は「楽観バイアス」「自信過剰バイアス」「過去の失敗を参考にしない」ことになります。
計画錯誤の予防策は、「過去の実績を参考にする」「リスクを想定し、バッファを設ける」「人の意見も取り入れる」ことです。

仕事は期限を守ることが最低限なので、あなたも計画錯誤にならないようし、しっかり対策をしてくださいね。

この記事がタメになった、面白かったと思われる方は、ぜひ「スキ」を押していただくと嬉しいです。

以上、Bosch(ボッシュ)でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?