【生産性向上】変わらない人を説得する方法
あなたの周りにはあなたの言うことを聞かない人はいませんか。
親から何度も同じ小言を言われているのに、ちっとも改善しない子供とか、いくら夜中は静かに生活してくれと頼んでも、変わらない隣人とか。
人はなかなか他人から変えることができませんが、変えることができる可能性はあります。
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
この記事では、人がなかなか変わらない理由とその対処方法を共有します。
※本記事は『【生産性向上】なかなか説得できない人を説得する方法(2022年10月17日公開)』を再編集しました。
人の考えを変えるのは大変
あなたは誰か周りの人の意見を変えたいとします。
その時、人の意見を変えるための方法はだいたい以下の方法をとると思います。
根気よくその人を説得する
おだてて気分を良くさせ、その気にさせる
こちらの意に沿うように何か圧力をかける
自分の意見をごり押しし、従わせる
でも、ほとんどの場合、失敗し、相手の人は意見を変えないのではないでしょうか。
このように人の意見を変えることは難しいのです。
人の考えが簡単に変わらない理由
人は何かを禁止されり、何かをするように言われると自分の自由が奪われると感じ、「心理的リアクタンス」という不快感を引き起こします。
つまり、人は説得されるのが嫌いということです。
人は、説得されると、説得から逃げたり、反論したりするのです。
人は押されたら押し返すものです。
何かを禁止されたら、逆にそれをやりたくなります。
高校の校則、サークルや会社の部署内で禁止された恋愛、不倫など、過去にあなたも禁止されていることを破ってしまったことがあるのではないですか。
人にとって大事なのものに「自由」や「自主性」といったものがあります。
人は自分で決めたい、選びたいという思いが強く、自分の自由を奪うものに反発を感じるものなのです。
そのため、あえて禁止されたことを行い、自分の自主性を取り戻すという行動を行います。
人の考えを変える方法
つまり、人の考えを変えるためには、あなたがその人を説得してはいけない、ということです。
こちらが説得するのではなく、相手が自分自身を説得させるように仕向けるということです。
自分が自分を説得し、その結果出した結論であれば、相手はその結論を責任を持って実行するようになります。
次にその方法を教えます。
自分自身で説得させる方法
相手に複数の選択肢から選ばせる
相手に一つのことをするように説得するのではなく、相手に複数の選択肢を示してそのうちのどれかを選ばせるようにします。
選択するということは、相手が自分で判断し、決断することです。
たとえ、その選択肢が誰かから示されたものでも、自分で選んだものであれば、ずっと感じる不快感は小さくなります。
相手に質問をして望ましい行動を答えさせる
何かをするように説得するのではなく、相手がその行動をするように巧みに質問で誘導する方法です。
質問には、相手に強制するような印象はないので、相手は正しく公平に考える可能性が高まります。
相手が望ましい行動を答えるように持っていくのです。
矛盾に気付かせる
また人には「認知的不協和」という自分が首尾一貫していることを求める心理があります。
自分の中の価値観や態度と異なる行動や認知を抱えると「不快感」を覚えるため、それを解消しようとします。
そのため、その自分の中の矛盾を気付かせると「不快感」の解消のため、自分の行動や態度を変える可能性があります。
相手を理解して共感を示す
自分が信頼している人からの説得とそうではない人からの説得と、どちらの方が説得に成功しやすいでしょうか。
その人との信頼関係がなければ、人は説得されないでしょう。
相手に信頼してもらうためには、自分が相手を理解して共感を示す必要があります。
まとめ
人の考えが簡単に変わらない理由は、説得されることで自分の自由が奪われると感じ、「心理的リアクタンス」という不快感を引き起こすためです。
「心理的リアクタンス」を起こさせずに、人の考えを変えるには、自分で自分を説得するように仕向けることです。
そのためには以下の方法があります。
複数の選択肢から選ばせる
質問して望ましい行動を答えさせる
自分の中の矛盾に気付かせる
相手を理解して共感を示す
あなたも「心理的リアクタンス」について、心当たりがあるのではないでしょうか。
これは、人間が持った心理的な傾向ですから、なくすことはできません。
でも、本記事を参考にうまく対処すれば、人を説得できることでしょう。
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以上、Boschでした。
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