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【生産性向上】やる気があるのに怠けてしまう理由

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

あなたはやらなければいけないことがあり、それをやる気があるのに、なぜかサボってしまったことはないですか。
私にはよくありました(笑)。

やらなければあとで困ることを知っているのにサボってしまった……と、罪悪感にさいなまれたりにしますよね。

この記事では、「やる気があるのに人が怠けてしまう」ということの理由について共有します。

理性と本能

人間の中には、「理性的」と「本能的」という2つの意思が存在します。

理性的な意思とは、「スキルアップのために資格を取る勉強をしたい」「健康のためにダイエットしたい」といった将来のための判断をする論理的な思考です。

一方、本能的な意思とは、「美味しいごはんを食べたい」「もっと眠りたい」「疲れることはしたくない」といった人間が生まれ持っている非理性的で感覚的な思考です。

どちらが良い悪いということではなく、誰もがこの2つの思考を持っているです。

理性は本能に負けることがある

しかし、人間はたびたび理性的な意思が本能的な意思に負けてしまうことがあります。

「資格の勉強をしなければならないのに寝てしまった」「ダイエット中なのについ暴飲暴食をしてしまった」など、理性的な意思があるのにもかかわらず、それに反した行動をしてしまいます。

つまり、理性的な意思が本能的な意思に負けてしまったという状態です。
どうして、こんなことが起きるのでしょう。

本来、人は本能的なもの

それは、もともと人は本能に従いやすいということがあります。

よく「喜怒哀楽」があり、感情的な人は、人間味のある人などと言われますが、感情とはまさに「本能的な意思」に他なりません。

理性的に見える人であっても、その奥には、本能的な感情を持っていて、それを表に見せていないだけなのです。

人は結局、損得勘定で動く

なんだかんだ言っても、人は損得勘定で判断します。

過去に自分に利益をもたらした行動は継続し、不利益となった行動はやめてしまいます。

テレビを見て、面白いと思う番組なら、毎週見続けますし、つまらない番組は次から見ません。
ゲームをして、相手に勝ち、高揚感を感じれば、またゲームをしますし、何度も負けて、どうしようもなければ、そのゲームをやめてしまうでしょう。

つまり、人間が起こす行動の裏には、その人にとってのなにがしかの利益(メリット)があるため、その行動するのです。

逆に不利益(デメリット)がある行動をやめる、避けるという傾向もあります

私たちがやらなければいけないことをサボってしまう行動は、この傾向の影響が大きいのです。

たとえば、資格の勉強のためには、時間も集中も労力も必要です。
ダイエットのためには、運動のための体力、気力、食べたいものが食べられずに空腹を我慢する、ことが必要になります。

資格を取ることによるメリットと時間をかけて苦労して勉強することのデメリット、ダイエットに成功し、スリムなスタイルを手に入れるメリットと、辛い運動や食事制限のデメリット、それぞれを天秤にかけて判断しているのですす。

将来のメリットよりも今のメリットのほうが大きく感じる

また、これだけではなく、人は目の前のメリットは大きく感じ、将来のメリットは小さく感じるという傾向があります。

たとえば、あなたは

  • A:今すぐ100万円をもらう

  • B:1年後に110万円もらう

のどちらを選択しますか。

おそらくほとんどの人はAを選択するはずです。
Bは年利10%の破格の利回りなのにも関わらずです。

これが人の持つ「目の前のメリットは大きく感じ、将来のメリットは小さく感じる」という「現在志向バイアス」という傾向です。

この傾向はメリットだけでなく、デメリットについても同様です。

「人は目の前のデメリットは大きく感じ、将来のデメリットは小さく感じる」傾向があるということです。

人は「将来」よりも「今」を大切にする、ということです。

メリットがデメリットに負けると人は怠ける

私たちがやらなければならないことがあるのに、サボってしまうのは、今この時のメリットを優先し、将来こうむるであろうデメリットを軽視してしまうからです。

それは、たとえやる気があり、やりたいと思っていても、将来のメリット・デメリットよりも、今サボることのメリット・デメリットが大きいと感じているのです。

ストレスが強いと本能的な意思は強くなる

さらに、人は強いストレスにさらされている状況では、「本能的な意思」が強く働くことが知られています。

  • 疲れているとき

  • 発熱などで体調が悪いとき

  • 夫婦喧嘩をしてイライラしているとき

こんな時は、将来のことよりも今目の前ストレスを何とかしようと考えます。

つまり、本能的な意思に従うのです。

まとめ

人の行動は理性的な思考と本能的な思考によって決まります。
人は本能的な思考に従いやすいため、理性的な思考が本能的な思考に負けることがあります。
また、人間は自分にとってのメリットがあると、その行動を行います。
つまり、人はやるべきことがあって、それをやる気があっても、将来のメリットを小さく感じてしまうため、安易に目の前のメリットをとってしまい、やるべきことをサボってしまうのです。

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以上、Boschでした。

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