防災関連ニュース・シェア#3
防災への意識高めて 嬬恋村に非常食レストラン開業
東京新聞 2016年7月25日(月)&読売新聞 6月21日(火)より
◎記事内容
浅間火山博物館(群馬県吾妻郡嬬恋村:浅間山火口より約4キロ)内に、非常食専門レストラン「華山(かざん)がオープン
【オープン背景】
・昨年6月に6年ぶりに浅間山小規模噴火の影響、噴火経過レベル2(火口周辺規制:火口から半径約2キロが立ち入り禁止)に引き上げられた。
・例年約5万人が訪れるところ、昨年は団体客のキャンセルも相次ぎ、博物館来館者約3万人に減少した。
・昨秋11月には、館内のレストラン2店が閉店に追い込まれた。
・今回の非常食専門の飲食店であれば、調理師やウェートレスをおかず、人件費がかからない。
・余った非常食は、災害時の備蓄にもなる。
【店内メニュー】
・約90席
・赤飯や炒飯、パスタ(カルボナーラ・ペペロンチーノ)、ドライカレーなど19種類
・1食500円程度で販売
・各自が、その場でポットからお湯を入れる自炊タイプ→湯を注ぎ3〜15分で食べられる商品
・浅間山の景色を眺めながら食べてもよし、持ち帰りもよし
【同博物館運営・長野原町職員の桜井雅和さん談】
・災害時の食を体験し、防災への意識を高めてほしい
・色々な種類の非常食をそろえたい
・最近の非常食はどれもおいしいため、自宅で常備するきっかけにしてほしい。
【非常食製造元・サタケ(本社:広島県東広島市)談】
・非常食だけを集めた飲食店は聞いたことがない。
・非常食への関心が高まればうれしい。
【利用者談】
・チキンライス→しっかり味がついていて量も十分
・わかめご飯→普段食べるご飯と同じくらいおいしい
私たち、防災の日行動委員会が呼びかけている「食べて、入れ替え、防災食料」という言葉にも、防災の日9月1日をきっかけに、「まずは、防災食料を食べてみましょう」との気持ちが込められています。
備えて、食べて、入れ替える取り組みをすることで、防災・減災への関心や意識を高めていけるように。
ローリングストックという言葉をご存知でしょうか。
・回転させながら、蓄えておく循環型備蓄方法
・従来の非常食と違い、1年以内の消費期限を目安に商品を選び、普段より多めに購入し(=備える)、定期的に消費し(=食べる)、使用した分を補充する(=入れ替える)
今回の活動を始めるにあたり、防災食料について調べていたところ、
この新しい備蓄方法:ローリングストックに出会い、嬉しくなりました。
まさに、私たちが呼びかけていきたい「食べて、入れ替え、防災食料」というプロジェクトコンセプトに似ていると思いませんか。
防災食料の備蓄量とともに、各家庭の人数、嗜好に応じた備蓄内容を考えて、備えてみることで、より身近に防災・減災を感じていただけるのではないでしょうか。
9月1日 防災の日 〜食べて、入れ替え、防災食料〜
ボトムアップ型のDIYであつらえる
防災はじめの一歩2016年9月1日(木)
9月1日、防災の日に、防災食料をきっかけに、
私たちのライフスタイルに防災・減災が定着するように。