今までの備蓄と違う?ローリングストックって?
いざという時のために、非常食として長期保存可能な食料を備蓄されている方もいらっしゃると思います。
人の知恵と技術により、3年5年10年、中には25年と長期期間保管可能な食料が開発されています。美味しく長持ちされる備蓄食も誕生しています。
とてもすばらしいことだと思います。心強いと思います。
でも、
いくら消費期限が長くても、更新忘れてしまいそう
日頃から使い慣れていないもの、いざという時に慌てず役に立つのかな
食べ慣れていないもの、どんなものかもわからないままでいいのかな
私たちがおすすめしたい新しい備蓄方法:ローリングストックとは、
普段の生活で使い慣れている食材や加工品を防災食料として、常に更新できるよう、回転させながら、備えておく循環型備蓄方法です。
• 普段から食べ親しんでいる食材、加工品を少し多めに購入する(=備える)。 • 日常生活で定期的に消費する(=食べる)。
• 使用した分を新しく購入し、補充する(=入れ替える)。
そうすると...
スーパー・コンビニなどお店に駆け込む必要ありません。
災害時の買いだめも必要ありません。
常に一定量の防災食料を家庭に保ちながら、備蓄状況を確認できます。
備蓄している防災食料の鮮度も保たれます。
いざという時に、日常生活に近い食事ができます。
精神的な負担も少しは減りますますよね。
この新しい備蓄方法:ローリングストックのポイントは、2つです。
1. 防災食料中で、一番古いもから必ず食べてください。
2. 食べた分、その都度必ず買い足して補充してください。
なぜなら...
防災食料の入れ替え、補充を忘れていたタイミングで、災害がくる可能性もあるからです。
いつどこで起きても不思議ではない自然災害への防災に、「完璧!」はなく、絶えず見直していく必要があるからです。
でも、普段の生活の中で、防災食料を取り入れていくことで、少し安心ですよね。
私たちのライフスタイルにあった防災の提案として、
この新しい備蓄方法:ローリングストックとともに、
9月1日 防災の日をきっかけに「食べて、入れ変え、防災食料!」を
私たちとともに実践してくださる方は、一人でも増えてくださると嬉しいです。
年に一度、防災の日に、全国各地で防災食料を見直すことで、
未来へ防災・減災の意識をつなげていきましょう。