保存食全国知恵食材の図・シェア#1 東北編
この<9月1日 防災の日〜食べて、入れ替え、防災食料〜>にご賛同いただき、呼びかけメッセージをいただきました矢部亨さんより、このたび、保存食全国知恵食材の図と題して、各地域の気候風土やその土地の暮らしならではのお勧め保存食ご紹介いただきました!
第1回目の今回は、東北編です。
東北地方は日本の中でも寒冷な地域であり、野菜の収穫時期も年中とはいきません。そのため、保存食を作ることは必須であり、野菜を使った酢の物や漬物が多く作られています。また、凍み大根、凍み豆腐といったような、寒い気候を利用した「凍らせる」という保存方法もあります。
お勧め保存食:塩蔵きゅうりの醤油漬け・きのこの塩辛・すしこ・津軽漬け・干し餅・金婚漬け・生麩の味噌漬・いぶりがっこ・にしんの山椒漬け
(食の知恵−先人からの贈り物−日本の保存食文化図鑑より引用)
いぶりがっことは:
「がっこ」とは、秋田の方言でお漬物のことをいい、 語源は雅に香るものとされています.。「がっこ」は、保存食として雪国秋田の気象条件、風土が育んだ知恵の産物であり、古くから伝わる郷土料理といえましょう。(中略)大根または人参を囲炉裏の天井につるし、燻煙乾燥という独特の乾燥法で燻製にしてから糠漬けにします。風味に特徴があり、「いぶりがっこ」、「いぶり漬け」、「いぶり沢庵」とも呼ばれています。 (秋田県漬物協同組合公式ページより引用)
矢部さん、ありがとうございます!
私たち、防災の日行動委員会では、まずは「防災食料」を単身世帯であれ、複数世帯であれ、各ご家庭に備えていただくことを呼びかけています。
全国各地に「防災食料」が定着していく中で、各家庭の家族構成や嗜好とともに、居住地域に対応する防災食料はどんな品目が良いのだろうかと、皆さんで考えていただくこと、それをシェアしていくことで、その土地その土地の気候風土と衣食住にふさわしい組み合わせの愛着のある防災食料が広がることを願っています。
9月1日 防災の日 〜食べて、入れ替え、防災食料〜
ボトムアップ型のDIYであつらえる
防災はじめの一歩2016年9月1日(木)
9月1日、防災の日に、防災食料をきっかけに、
私たちのライフスタイルに防災・減災が定着するように。