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仕事が速い人の〝3つの思考習慣〟

皆さんはこんな経験や悩みがありませんか?

仕事が業務時間中に終わらず、残業ばかり…
いつも頑張ってるつもりなのに
なぜかいっこうに仕事が速くならない…

このような
〝仕事の遅さ〟に関係する悩みは
仕事をするときの〝思考〟を変えて見るだけで
解決できるかもしれません。

そこで今回の記事は
〝仕事の速い人〟が
どんな〝思考〟をしているのかについて
徹底解説していきます。

この記事を書いてる人…↓


仕事の速い人の思考とは

〜仕事の速い人の思考〜
①コンドル思考
②仮説思考
③エッセンシャル思考

それぞれの〝思考〟について解説していきましょう。

①コンドル思考

▼仕事が遅い人の一例

出社したら、取引先から商談の件で
メールが来ていた。

どう返事をすべきか相談するために上司を探す。
なかなか見つからず…
返信に30分以上かかってしまう

相談ついでに、上司から…
「新人のつくった資料チェックをしてあげて」
と頼まれ、すぐ対応。
ひと息ついたと思ったら当日の別資料にて
大きなミスを他部署から指摘され
慌てて修正…

このように、そのつど発生した仕事だけで精一杯になると
仕事はとても遅くなるもの。
なぜなら…目の前のこと〝しか〟見えていないから

コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘氏によれば
実は仕事の速い人は
仕事全体を俯瞰してゴール地点を最初に確認する思考
をしていると唱えています。

吉田氏は、上空から地上を見渡す〝コンドル〟
のように仕事の目的や全体のスケジュールを
最初に確認する思考を
〝コンドル思考〟と呼びます。

対して、先の例のように目の前の仕事のこと
だけを考えるのは
〝カメ思考〟といいます。

〝コンドル思考〟の方の例を見ていきましょう。

▼〝コンドル思考〟の人なら…

・商談に関するメールの返信の件
(上司に相談したかったがなかなかつかまらない)

→のちほど確認する旨だけすぐ返信し
 上司の手が空くタイミングをチェックした上で
 余裕をもって相談する

・新人の資料チェックにすぐ対応した件

→いつまでに必要な、なんの目的の資料
 なのかをまず確認
 優先度が低ければ午後に回す

・当日の別資料にて大きなミスを他部署から指
 摘され慌てて修正した件

→そもそもコンドル思考の人は、
 調整作業を見据え早めに他部署確認を
 終わらせている
 そのため、当日に重大な指摘は入らない

吉田氏いわく〝コンドル思考〟を身につける方法は
「この仕事はなんのために、いつまでにするのか」
と考える習慣を持つことだと唱えています。

②仮説思考

▼仕事が遅い人の一例

営業で新規顧客の獲得率が伸び悩んでる
何が原因かわからないので…

「WEBや架電からの問い合わせ数」
「競合商材との比較」
「広告効果」
など、時間をかけて手当たり次第、情報収集…
ひととおり情報がそろってからようやく
〝問題解決策〟を考え始める。

一見とても良いやり方にも思えますが
情報収集にばかり時間をかけていては…
仕事のスピードも質も上がってきません。
仕事の速い人は、わからない問題にも先に
〝仮の答え〟を想定している

ある経営大学院副研究科長によると
速くて質の高い仕事をする人は
〝仮説思考〟を身につけているという

これは情報やデータから問題の答えを導くのではなく
〝たぶんこうだろう〟という答えを先に考えてから
情報やデータを探す思考
のこと

『仮説思考BCG流 問題発見・解決の発想法』
の著者・内田和成氏によると仮説思考は
以下のステップで行う

「営業で新規顧客の獲得率が伸び悩んでる」という
問題を解決するケースを例にして説明していきます

▼〝仮説思考〟の人なら…

①問題発見の仮説を立てる
a:WEBページで商材の魅力が伝わってないのでは?
b:競合他社の商材より価格が高いのでは?

②仮説の検証をする
aの検証:WEBからの問い合わせ数を調べる
→ほとんどないことがわかる…
bの検証:競合商材のリサーチ
→価格はむしろ安いことがわかる
 (問題解決の必要なし)

③問題解決の仮説を立てる
aの解決策:WEBページのレイアウトの改善をした方が
       いいのではないか

④ ③の仮説の検証をする
aの解決策の検証:
→実際にレイアウトを変更して問い合わせ件数の変化をみる

手当たり次第情報を集めてからようやく検証を始めるより
問題解決への道筋が遥かにスピーディに見えてくる

③エッセンシャル思考

▼仕事が遅い人の一例

上司から突然、資料用のデータの作成依頼が…
でも本当は、いま手掛けている企画が大詰め…
手一杯の状態
上司の指示だから断れない、大変だけどやってみよう!

頑張る人ほどしがちなこの考え…危険です
キャパシティ以上の仕事を抱え込むことで一つ一つの
仕事が遅れる可能性がある。
重要ではない仕事を減らし、少ない時間と労力で
最大限の成果を出すという考え方を
〝エッセンシャル思考〟という

少し深掘りしていきましょう

【エッセンシャル思考】
・上手に〝No〟という
・本当に重要なことしか引き受けない
【非エッセンシャル思考】
・周囲の期待とプレッシャーに負けて〝Yes〟という
・なんでも引き受ける

とはいえ、指示された仕事を断るのは難しいもの…
そこで大切なのが
〝トレードオフ〟という考え方

「もしその仕事を引き受けたら
   代わりに何ができなくなるのか」
を意識すること。

〝トレードオフ〟を上手に示せれば重要でない仕事を
断りやすくなる
そのために活用したいのが…
〝アサーション〟という話法です

これを「DESC」に沿って自分の気持ちや状況を
相手に配慮しながら伝えます

D (Describe/描写)
客観的に事実や状況を述べる
「いま手がけてる企画が大詰めの状態です」

E (Express/表現)
自分の意見や感じてることを表現する
「引き受けたい気持ちはやまやまですが、
 いま引き受けると、代わりに企画のクオリティが
 下がってしまいます。」
(=トレードオフを伝える)

S (Specify/特定の提案)
妥協案・解決策・相手に望むことを提案する
「手をつけるのは来週でも構いませんか?」

C (Choose/選択)
肯定的な結果と否定的な結果を伝えて選択肢を示す
「来週からでよければ私がやれます。
 今週中に終わらせなければならないものでしたら
 ほかの方にお願いできますか?

「DESC」
いつも指示や頼みを断れず、仕事がどんどん増えて
遅くなる人には、まさにうってつけの方法です。

心当たりのある方はこの3つの思考を身につけて
改善していきましょう。

〜仕事の速い人の思考〜
①コンドル思考
②仮説思考
③エッセンシャル思考

今回も最後までお付き合い頂き有り難う御座いました。
次回の記事でまたお会いしましょう。

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