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ボードゲーム作成プロジェクト振り返り

知人と10年ぐらい調理・実食するゲームを開発しているが、機会があったのでまとめ本をゲームマーケット2019春に出展した。成果物はコピー本だが、まともな製造と販売は初。KWTにて振り返りを行う。

成果物

実食系カードゲームレシピ本(Gamemarket公式登録ページ)
ルールブック集。5ゲーム収録。コピー本。500円で販売。
実売数非公開。思ったよりは売れた。

当日、立ち読み可能にしたところ、買わないまでもアイデアを褒めてくれたりアドバイスくれたりした人がいてうれしかった。なんだか励みになる。

KEEP

InDesignの活用

組版ソフトウェア選定が非常に悩んだ。
悩んだ末、AdobeCCに加入しInDesignを利用した。
きれいなレイアウト配置と、マスター機能のおかげでものすごくスムーズに組版を作ることができた。素晴らしい。印刷はコンビニプリントを行ったが、警戒していた印刷トラブルが一切なかった。
むちゃくちゃ便利なので今後もInDesignの機能を習熟していきたい。

(悩んだ内容)
当初はクリスタで組版やろうとしていたが、長文編集時に非常に処理が重くなるのと、オブジェクト整列機能が非常に貧弱なため挫折。クリスタで文章系同人やるひとは注意。
また、技術書典などで人気のRe:VIEWも検討したが、こちらは試さなかった。画像多めの紙面なので直感的操作がやりにくそうな感じがしたため。

ボードゲームルールの記述

だいぶ苦心したがシンプルに記述できた。
次回以降ゲームを作成する際には、今回のパターンを基本としたい。
また、肉付け的に他のボードゲームのルールブックの記述方法を取り入れていこうと思う。挿絵とか。

Wakattakoto

販売ブースのデザイン向上

他サークルは非常に気合が入っているブースがあって驚いた。
見本とポスター1枚だけだと結構貧弱だった。せめてクロスを引いていたのでまだマシだったと思いたい。

自分としては、ポスターキャラとキャッチコピー考えるのが楽しいので、そこら編を強化していきたい。カワイイ売り子は用意できん。

やる気なくなった時の対応

終わってみると、ゲーム内容自体はほとんど出来上がっていて、内容をまとめて冊子にするだけの作業内容だった。
しかし、当初はルールをどこまで手直しをするのかでひどく頭を悩ませてしまった。結局時間が足らず、当日の朝六時まで編集作業していた。さらに製本は知人に手伝ってもらい会場内にて行った…。情けない!

振り返ると1月に出展決めたときにぼんやり考えてていた完成イメージが、「5つのゲーム内容を大幅改定&体験向上」とかやはり無理があった。これがパンクの原因と考える。
色々考えても、せいぜい一つしかできない。肝に銘じていきたい。

Try

試遊用のカードの展示
冊子タイトルからルールブック集だということが分からない!との指摘があった。うーむ確かに。
販売せずとも、プレイアブルサンプルを置くだけで、ぐっと販売ゲームへの信頼感が増す。(当たり前の話だが)

配色のワークフロー検討
デザイン・レイアウト用の教本見てると、色の配置方法はほとんど一定のルールで決まっている印象を受ける。
各種ツールの使い方と照らし合わせて、決まったワークフローを作ればほとんど悩まなくなると思う。こいつは時間を取って調査したい。

思い出

潜在的にはたべもので遊びたい人が多いことが分かった(著者調べ)

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