ボルボラ日記 vol.07 ~アンガーマネジメント~
現在時刻は2020/05/27の1:00。明日の仕事を考えるともう寝るべきなのですが、先程ツイートしたことを転記しておきます。
職場や学校等、共同体の構成員としての「ブチギレ」(激怒)についてです。
会社で「ブチギレ」を起こす人を観てきたし、時には自分がそうですが、ブチギレをやってしまうと、冷静に上手くやれば10:0で相手が悪いことに出来たところを、7:3とか下手すりゃ4:6とかになってしまうんですね。
落ち着いて相手の「ルール違反」を咎めていれば良かったのです。しかし、いったんブチギレてしまうと、今までうっすら気になっていた相手の「マナー違反」や「個人的なMy道徳違反」にまで言及し、攻撃したくなります。この衝動なかなか我慢できるものではありません。
こうなると、そもそもブチギレ行為自体が相当な理由がないと社会人的な正当性が得られないものなので、「確かに彼も悪かったけど、君の言い方も良くなかったよ」という『喧嘩両成敗ムード』に持っていかれます。これは良いとか悪いとかではなく、そうなるという事実です。
だから、ツイフェミ的な人がツイートでよく言っている「怒りを表現することが大事」というのは、もちろんいささかの真実を含みますが、戦略的にはもっと細かいことに気をつけなければ、「ヒステリックなやつ」という評価が固定化され、最終的に得より損をする危険性が上がります。
我慢するだけの従順なイエスマンになれと言いたいわけではありません。私が言いたいのは、「長期的視点をもって、最後にはきっちり勝利できるような、漆黒の殺意で計画をたて実行しろ」ということです。
つまり私が最近アンガーマネジメントに気をつけているのは、優しくなったわけではないのです。「相手を殺し切るには、しばしば怒気は余計である」ことを経験をいくつか分析することで知ったからです。
実際、たとえば「理不尽なことで怒られる可哀想な俺」ポジションをその場では譲らないことが、後々の反撃を助けることはしばしばあります。
注意点――ブチギレて言い返しはしません。返事は原則として謝罪です。が、ただ大事な部分では軽率に「謝罪」しないこともまた重要です。「……という部分はすみません」「~の点で申し訳なかったです」と謝罪範囲を絞る。もちろん、その範囲は「譲っても構わないもの」です。つまり、バナナは譲らず、それ以外のフルーツを譲るのです。